英語が通じない。原因は発音だけではないかも?

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

私は日本生まれ日本育ちです。15年間ニュージーランドに住んでいたとは言え、英語の発音はネイティブではありません。

でも、だからこそ、どうやったら通じるようになるか試行錯誤する中で「あ!これいいかも!」と思って試してみたら、以前よりも格段に通じやすくなったという方法がありました。

発音のプロの方からすると「そんなんじゃ正しい発音はできないよ」と言われるかもしれませんが、正しいというよりも「より伝わりやすい」「より通じやすくなる」とっても簡単な方法を紹介したいと思います。

メルマガに登録

記事の更新のお知らせをメールでお知らせします。配信時間は12時と19時頃です。
お名前の登録は必須ではありません。メールアドレスだけでも大丈夫です。
登録フォームの仕様で、お名前の名と姓が英語と同じになっています。ご注意ください。
目次

完璧な発音をしなくても伝わる

誤解を招くかもしれませんが、極端に言えば、完全に正しい発音をしなくても伝わります。完璧な発音以外が正しくないとすれば、正しくない英語を使って生活している人は数えきれないほどいます。

そもそも、正しい発音って何でしょうか?
アメリカ英語、イギリス英語、ニュージーランド英語、オーストラリア英語、インド英語、どれも違います。

アメリカ英語の音とニュージーランド英語の音は全然違うので、私はニュージーランド英語が聞けるようになるまで時間がかかりました。”pen” は “pin” に聞こえるし、”ten” は “tin”、”egg” は「イッグ」、”How are you?” は「ハワヤ」にさえ聞こえます。

全く通じなかった私の英語。原因は?

ところが、そんなに訛っているニュージーランド人にも私の英語は通じませんでした。とてもショックでした。

ホストファミリーと話をしようとしても、簡単な短い文章は伝わるものの会話にはならず、テキストに載っているような正しい文法で頑張って話しても、何度も聞き返されて通じないことがしょっちゅうでした。

文法は合っているはずなのに、なぜ通じなかったのか。
今なら分かる気がします。

声が小さくて平たいんです。

英語ネイティブの声と日本人の声の違い

海外旅行に行った時や外国の人が多く集まっているところで、こんなふうに思ったことありませんか?
「声が大きくてうるさい」と。

もちろん個人差はありますが、日本人が集まって話しているのと、外国の人が集まって話しているのとでは、圧倒的に声のボリュームが違います。

例えば、電車の中です。私は日本に一時帰国するたびに「車内が静かだなぁ」と感じていました。向かいの席に座っている人たちが話していても、話の内容が分からないぐらいの声のボリュームであることも珍しくありません。

それに比べて、英語圏の人の話し声は太くて大きいです。これは英語の発声がそうさせているんだと思います。

なので、そんな声で普段話し慣れている人は、ショボショボと話す日本人の英語が聞き取りづらくても不思議ではないんです。

通じやすい英語のカギは発声にあり

では、実際にどうすれば通じやすい英語になるのか。まずは発声を変えるだけでグンと変わります。

英語の発音を学ぼうと思って最初に手に取った本に、日本語を話す人と英語を話す人との発声時の口から出る空気の様子の違いの画像が載っていたのですが、これが衝撃的でした。

日本語は口から出る空気の量はものすごく少ないのですが、英語は口から出る空気の量が多く、しかもかなり前方まで届いているんです。

そうなんです。英語を話す時には多くの空気が必要です。喉をリラックスさせ、肺をポンプにして上半身全体を使って遠くに空気を押し出すイメージで話す練習をすると、だんだん大きくて張りのある声になります。

そうするだけで、喉を締めて口先だけで英語をしゃべっていた時よりも断然通じやすくなります。

私もこれを知ってから、空気の出し方を意識して話すようにすると、本当に以前よりも通じやすくなりました。完璧な発音なんてできてないのに、です。

■私が衝撃を受けた本はこちらです。とてもわかりやすいのでめちゃくちゃおすすめです。

created by Rinker
研究社
¥1,650 (2024/10/30 10:29:46時点 Amazon調べ-詳細)

アクセントとリズムも大切

とは言え、他にも伝わりやすくするポイントはあります。次は、アクセントとリズムのお話です。

まずは、英語が母語の人が言う『コンニチハ』を思い浮かべてみてください。『コンチハ』という感じですよね。「ニ」にアクセントを置いて強く読むとそれっぽくなります。

英語のアクセント・リズムに慣れているネイティブスピーカーは、アクセントを付けずに平らに読むのは非常に難しいそうです。

逆に言うと、アクセント・リズムのない英語は一気に聞き取りにくくなるんです。

「英語はリズム」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、アクセントとリズムを掴むことも「通じやすい英語」には欠かせません。大げさに言えば、アクセントとリズムさえマスターすれば、たとえ発音が少々おかしくても通じます。

では、アクセントとリズムってどうしたら身につくのでしょうか?

これは私個人の考えですが、ひたすらネイティブの真似をするしかないと思います。それには耳を常に働かせないといけません。耳をダンボにして、ネイティブが話しているのを聞いてみましょう。しっかり聞けない人は話すのも絶対に上手くなりません。

あとは、真似しながら実際に声に出してみます。英語は単語一つ一つを区切って読まずに、つなげて読むことがほとんどなので、上手なリズムで言えるまで練習しましょう。練習あるのみです!

変なところに入る母音も通じにくくなる原因

日本人の英語が通じにくい原因がもう一つあります。それは「変なところに入る母音」です。

どう言うことかというと、例えば “milk” が “miluku” みたいになると伝わりづらいし、”put” は “putto” ではありません。”but” も「バットォー」と伸ばして言ってしまう人も多いですが、変な母音も入っているので通じにくいです。

耳から覚えた英語は正しい発音で聞き取っているはずなので、そのまま発音すれば通じます。注意したいのは、頭・目で覚えた単語です。カタカナ語がその代表例で、カタカナ読みが頭にあることで、英語で発音しようとした時に邪魔をしてしまいます。

必要のないところに母音を入れず、アクセントを意識しながら、聞いたそのままを発音する練習をしてみましょう!英単語の発音は無料のオンライン英英辞書でも聞けますよ。

伝わる英語を話すには?

所詮、言葉はツールなのだから伝わればいいと言われるかもしれません。確かにその通りです。その通りなのですが、その「伝わればいい」が意外とできないから悩むんですよね。

上手に話すには発音練習も欠かせませんが、「私の英語って何で通じないんだろう?」とお悩みの方は、まずは騙されたと思って今回紹介した方法を試してみて下さい。

本当に騙された!となるかもしれませんが、効果がある人もいるかもしれません。
もし、効果があったよ!という方がいらっしゃれば教えていただけると嬉しいです。

■大きな声で話すことの重要性は、元マイクロソフト日本法人社長の著書『ビル・ゲイツとやり合うために仕方なく英語を練習しました。』にも出てきていましたね↓

■アクセントの大切さについては以下のコラムで詳しく紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください!↓

よければシェア・保存してね
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次