海外旅行に行くと、現地の食事も楽しみの一つですよね。
レストランでお店の人に「お料理はどうですか?」と聞かれたら何て答えますか?
どんな表現で「美味しいです」と伝えますか?
日頃から使う機会が多い「美味しい」のバリエーションを増やしましょう!
「美味しい」は便利な言葉
日本語の「美味しい」はとっても便利な言葉です。
これ以外に「料理が美味であるさま」を表す言葉が見つからないぐらいです。
「冷たくて美味しい」「辛くて美味しい」などもありますが、結局は「美味しい」なんです。
では、英語ではどうなのでしょうか?
「美味しい」の英語は?と聞かれると、真っ先に思い浮かぶ単語は “delicious” ですよね。
でも実は、”delicious” 以外にも「美味しい」を表す単語はたくさんあるんです。
私が「美味しい」の英語表現に興味を持ったのは、あることがきっかけでした。
海外では「美味しい」と言う機会が増える
まず私が気付いたのは、海外のレストランでは「おいしい」と口に出して言う機会が多いということです。
その理由は、日本の多くのレストランとニュージーランドを含む欧米のレストランの決定的な違いにあります。
それはウェイトレスの動きです。
日本:料理が出される→食べ始める→食べ終わる→会計をして帰る
ニュージーランド:料理が出される→食べ始める→ウェイトレスが来る→食べ終わる→またウェイトレスが来る→会計をして帰る
ウェイトレスは食事の邪魔をしに来ているわけではありません。
1回目はお客さんが食事を楽しんでいるか、お料理はどうかを確認し、2回目はお皿を下げに来ます。ちゃんとしたレストランほど、これが守られているように思います。
そして、こんなふうにウエイトレスがちょくちょくテーブルにやって来て、その度に、
- How’s everything (going)?
いかがですか? - How’s your meal?
お料理はいかがですか? - Is everything OK?
何も問題ありませんか? - Are you enjoying your meal?
お食事楽しんでますか? - Did you enjoy your meal?
お食事は楽しまれましたか? - How was your meal?
お食事はどうでしたか?
といったことを必ず聞いてくれるんです。毎回毎回 “delicious” で返すわけにもいきませんよね。
「美味しい」のバリエーション
では、”delicious” 以外の「美味しい」のバリエーションを挙げてみましょう。
- good
- great
- beautiful
- fantastic
- wonderful
- excellent
- amazing
- tasty
- superb
でも、ニュージーランドで一番多いのははやっぱり “lovely” かもしれません。男性でも使いますよ。
逆に “delicious” は要注意です。たとえ美味しくてもファストフードのハンバーガーに “delicious” はあまり使いません。レストランの食事や、手作りのご飯をごちそうになった時などによく使います。他にも、
- yum
はカジュアルなお店では大人(特に女性)も使っています。まだ食べてないのに、料理が運ばれて来ただけで “yum-yum” と言う人もよく見かけます。
ただ、本来は子ども言葉なので連発しない方がいいかもしれませんね。
また「とーっても美味しい」と言いたい場合には、
- so good
- so delicious
- just beautiful
なども使いますが、これは言い方にポイントがあって “so” と “just” を強めに言うとカンジが出ます。ニュージーランド人は “absolutely” という単語も大好きなので、
- absolutely beautiful
もよく使われるフレーズです。
文章で表現してみる
単語一つでなくても、美味しさは文章でも表現できます。
- This is (That was) the best steak I’ve ever had.
今まで食べた中で一番美味しいステーキです(でした) - My compliments to the chef.
シェフに美味しかったとお伝えください
などもシンプルですが最高の褒め言葉です。そして、食事の最後には、
- That was a lovely meal.
- The meal was superb.
なども使えます。
美味しければお店の人に伝えよう!
お店の人に食事の感想を言うのをためらう人もいるかもしれませんが、私は出来るだけ言うようにしています。
以前の職場でも「特にステーキが美味しかったよ」「すっごく美味しかったから友達全員におススメするわ!」などと言ってくれるお客さんが非常に多かったです。
日本人は海外へ出ると感情を表現するのがヘタと言われがちですが、日本では感情を外に出すことが良しとされていなかったりして、慣れていないだけなのかなと私は思います。
でも、海外では良くも悪くも「これはイイ!」と思ったものは遠慮せず相手に伝えます。美味しければ、大袈裟すぎるほど絶賛する人にもたくさん遭遇しましたし、そう言われると働いていてとても嬉しかったです。
本当に美味しいと思ったら、お店の人にどんどん伝えましょう!今回紹介した「美味しい」の色んなバリエーションもぜひ使ってみてくださいね。
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