アメリカで行われるスーパーボウルと言えばアメフトのプロリーグ(NFL)の王者決定戦ですが、日本ではそのハーフタイムショーがよくニュースになりますよね。
過去にはマイケルジャクソン、プリンス、マドンナ、ビヨンセなどが登場してパフォーマンスしましたが、今年はレディー・ガガが出演することになっていました。
そして先日、パフォーマンスを終えると、その素晴らしい内容が話題を呼ぶとともに…、衣装から出た彼女のポッコリお腹もちょっとした話題となりました(笑)
そこで今回は「ポッコリお腹」にまつわる表現を紹介したいと思います
「お腹」って英語でなんて言う?
まずは「お腹」の英語表現から見ていきましょう。
一番よく知られている単語は “stomach” かもしれませんね。
「お腹が痛い=I have a stomach ache」と学校で習ったような気もします。
でも、”stomach” って「胃」じゃないの?と思った方もいるはず。
そうなんです。”stomach” には「胃」という意味もあるのですが「(胴の)胸から下の部分」という意味もあるんです。つまり「胃」も「腹部」も “stomach” です。
そして、もっとくだけた言い方では “belly” とも言います。
「ベリーダンス」の「ベリー」ですね。ちなみに、豚の角煮でおなじみの「豚バラ肉」も “pork belly” と呼ばれます。
もう一つ、”tummy” も「お腹」を意味する単語です。
これは子どもに使うことが多く、友人の子ども(1歳半)はお腹がプックリ出っ張っているので、友人は “Big tummy man” と呼んでいました(笑)
もっと堅い言葉では “abdomen” なんかもありますが、お医者さんが使ったりちょっと専門的な話で使うことが多いように思います。
「ポッコリお腹」は英語で?
さて、冒頭に出てきたレディー・ガガの「ポッコリお腹」ですが、ニュージーランドのあるインターネットサイトでは、こんなふうに書かれていました(画像アリ)↓
Lady Gaga fat-shamed over ‘pot belly’
ここでは「ポッコリお腹」が “pot belly” と表されています。
“pot belly(もしくは potbelly)” とは「突き出した丸々したお腹」という意味で、わりと豊かな肉付きのポッコリ出たお腹を指します。
このレディー・ガガのお腹はかなり小さな “pot belly” ですが、こんな感じのお腹は立派な “pot belly” です↓
また、”paunch” や “belly paunch” という単語を使うこともあるので、ポッコリ出たお腹をお持ちの方は “I have a paunch” とも言えますよ。
ちょっとお腹がポッコリしているぐらいなら、”slight(わずかな)” を使って “I have a slight potbelly/paunch” で表現できます。
他にもある、お腹にまつわる表現
ビールの飲み過ぎでポッコリ突き出たお腹は、日本語では「ビール腹」なんて呼んだりしますよね。
実はこれは、英語でも “beer belly” や “beer gut” と呼びます。同じ表現なので覚えやすいですね!
また、ジーンズやパンツ・スカートを履いた時にウエストに乗っかる、あの憎いお肉にも名前があるんです。
それは…”muffin top” です。
マフィンがカップから溢れてモリッとしている様子に似ていることからこう呼ばれるようです。イメージはこんな感じですね↓
「お腹のたるみ」こんな表現も
少し前に、スタイル抜群の人気インスタグラマーが自分のたるんだお腹の写真を公開して話題を呼びましたが、そこでは “stomach roll(s)“、”belly roll(s)” という言葉でたるみを表現しています。
今回のレディー・ガガのお腹も “belly roll” や “a thin layer of flesh on her stomach” と表現されているのを目にしましたが「余分なお肉」や「ぜい肉」を表す “flesh” は一般的によく使われるので覚えておきたいですね。
レディー・ガガのお腹は、個人的には自然で何の問題もないと思うのですが、今回はいろんなところで「ポッコリお腹」と報道されているのを目にしたので紹介してみました。
人の外見について本人を目の前にしてコメントするのは、褒めているつもりでもよく思われない場合があるので注意が必要です。でも、ボキャブラリーとして知っておくと役に立つこともあります。
人の外見を表すボキャブラリーや「外見」「見た目」を表す単語はこちらで紹介しているので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね↓