“Are you sure?” というフレーズがありますよね。短くてシンプルなフレーズですが、実はこれ、日常会話でめちゃくちゃよく登場するんです。
では、どんなシチュエーションでどんなふうに使うのでしょうか?
今回は、絶対に覚えておきたい “Are you sure?” の意味と使い方をまとめてみました!
“Are you sure?” の意味は?
“sure” を辞書で引いてみると「確信している」という意味が出てくると思います。
そうすると、“Are you sure?” は「あなたは確信していますか?」が直訳ですよね。
自然な日本語にすると「本当ですか?」になると思います。
「本当に?」といえば、前回のコラムでも紹介したように、驚いたときや相づちで使う “Really?” や “Are you serious?” がよく知られていますよね。
でも、それらの表現と “Are you sure?” はちょっと違うニュアンスで使われることも多いんです。
“Are you sure?” のニュアンス
“Are you sure?” で表す「本当ですか?」「本当に?」は「本当にそうなの?」や「ちょっと違うと思うけど」といった気持ちが含まれていることが多いんです。
どこか疑問を感じていたり、疑っているけど「本当なの?」と確かめるニュアンスですね。
例えば、Aさんが友達のBさんに会った時のこんな会話を想像してみましょう。
Aさん:How are you doing?
Bさん:Good.
Aさん:Are you sure? You don’t sound good.
AさんはBさんの声に元気がなかったので “Are you sure?(本当なの?)” と聞いているんですね。
“Are you sure” の後ろには “(that+) S+V 〜” を続けることもできるので、上のような場合には “Are you sure you’re good?(本当に元気なの?)” みたいに言うことも多いです。
私が昔ホームステイをしていた時に、語学学校で習った単語 “julienne(千切りの、千切りにする)” の発音をホストマザーに聞いたところ、この単語自体を知らなかったようで、
- Are you sure this is English?
これって本当に英語なの?
と逆に聞かれたことがあります。彼女は英語の単語だということに疑いをもっていたので “Are you sure 〜?” と言ったんですね。
「本当にいいの?」の “Are you sure?”
“Are you sure(〜)?” は「本当にそれでいいの?」と念を押す場合や再度確認する場合にもよく使われます。
例えば、パソコンで何かを入力していて保存せずに閉じようとした時や、何かを実行しようとした時には、
- Are you sure you want to leave this page?
(本当に)このページを離れますか? - Are you sure you want to do this?
(本当に)実行しますか?
のような確認のメッセージが出てくることがあります。
また、何かを途中であきらめようとしている人に対しては、
- Are you sure you want to give up?
本当にあきらめるの? - Are you sure about that?
本当にそれでいいの?
と、何か決めたことに対して「本当にそれでいい?」と、もう一度意思を確かめるようなニュアンスで使うこともできます。
他には、相手が自分を気遣って何かしてくれようとしていると感じたときや、相手が妥協してそうな場合、あるいは遠慮してそうな場合に相手の意思を確かめる “Are you sure?” も定番です。
- I’ll get it. −Are you sure?
「これは僕がおごるよ」「本当にいいの?」 - (レストランで注文したのと違うものが出てきて)
お客さん:It’s OK. I’ll eat it anyway.
ウェイター:Are you sure? - I’ll just have a coffee, thanks. −Are you sure you don’t want anything to eat?
「コーヒーだけください」「本当に何も食べなくていいの?」
“Really?” と “Are you sure?” の違い
単純な驚きを表したり相づちとして使う “Really?” と同じように使われることもありますが、“Are you sure (〜)?” はもっと相手の意思を確かめる、というニュアンスで使われるのが特徴です。
そんな “Are you sure?” は口語でとてもよく使われて、最初の “Are” を省略して、
You sure (〜)?
のように言うこともあります。省略した場合も、文末を上げるように言うのがポイントです。
“Are you sure (〜)?” や “You sure?” は相手の意思を確認する定番の表現とも言えるほど本当によく使われるので、どんな場面で使われるのかが掴めたら、実際に使ってみてくださいね。
■驚きや相づちとして使う「本当に?」「マジで?」の表現はこちらで紹介しています↓
■“Are you positive?” も同じような意味で使われます↓