街で誰かに「お手伝いしましょうか?」と声をかけることってありますよね。
例えば、駅の階段で大きなスーツケースを運んでいる人がいた時や、ベビーカーや車椅子で段差のあるところを上がろうとしている人を見かけた時。
また、逆の立場で何か大きなものを動かしたい時に「ちょっと手伝ってくれる?」とお願いすることもあるかもしれませんね。
そんな「手伝う」を英語で言うと “help” を思い浮かべる人も多いと思います。
でも今回は “help” を使わない、とってもよく耳にする英語表現を紹介します!
「手伝いましょうか?」を英語で言うと?
「手伝う」と言えば、すぐに思いつくのは “help” ですよね。なので「手伝いましょうか?」は、
- Can I help you?
- Do you need help?
などを使っている人も多いと思います。
もしくは、困っている人が目の前にいたら「お手伝いしますよ」と申し出るニュアンスの、
- Let me help you.
なんかもよく耳にするフレーズです。
でも、今回紹介したいのは “help” ではなく、私の周りのネイティブがとてもよく使う “hand” を使った表現です。
“give 〜 a hand” で表す「手伝う」
“hand” には「手」という意味があるのはみなさんご存知だと思います。
でもそれ以外にも “a hand” で、こんな意味があるんです。
help in doing something
(オックスフォード現代英英辞典)
何かをするのを手伝う、手を貸すといったニュアンスですね。
“help” はちょっと重い「助け、支援、援助」みたいな意味で使われることもありますが、”a hand” はもっと軽い「手伝い」といった感じです。
この “a hand” を使うと「手伝いましょうか?」「手伝うよ」はこんなふうに表現できます↓
- Do you need a hand?
- Would you like a hand?
- Can I give you a hand?
- Let me give you a hand.
これらのフレーズは、手伝いが必要そうな人が目の前にいる時に使うことが多いのですが、そうでなくても使えます。
例えば、ニュージーランドでは簡単な引っ越しなら家族や友達だけでやってしまうことも多いので、友達が「来週引っ越しなんだ」のように言ったら、
- Just let me know if you need a hand.
手伝いが必要だったら言ってね
のように声をかけることもよくあります。
「手伝ってもらえますか?」を英語で
“a hand” を使うと「手伝ってくれる?」「手伝ってもらえますか?」も簡単に言えてしまいます。
- Can you give me a hand?
- Could you give me a hand?
- Would you mind giving me a hand?
親しい人に言う場合は “Can you 〜?” で大丈夫です。例えば、
- Can you give me a hand with this table?
このテーブル動かすの手伝ってくれない?
みたいな感じですね。
日本語でも「手を貸して」や「手を貸そうか?」と言うことがありますよね。そんな「手を貸す」が “give (me/you) a hand” です。
「大丈夫?」「手伝いましょうか?」の表現はいろいろ
私がニュージーランドで暮らしていて思うのは、他人に対して、
- Do you need a hand?
- Need help?
- Are you OK?
などと気軽に声をかける人がとても多いということです。私も何度も助けてもらったことがありますが、そんな時はとても嬉しかったです。
街で困ってそうな人を見かけたら、英語のフレーズが間違ってたらどうしよう…と気にせず、声をかけてみませんか?
- Do you need a hand?
手伝いましょうか? - Are you OK? Do you need some help?
大丈夫ですか?お手伝いは必要ですか? - Are you OK? Can I help you with anything?
大丈夫ですか?何か手伝いましょうか?
表現は他にもいろいろあるので、どれか自分が言いやすいものを一つ覚えておくといいかもしれませんね。
■意外と間違えやすい!「人が〜するのを手伝う」の英語表現はこちらで紹介しています↓
■「手伝いましょうか?」と聞かれて「そうしてもらえると助かります」と答える時に役立つ表現はこちら↓
■手伝って “Thank you” とお礼を言われたら、何て言う?