電車やバスに乗るときには、SuicaやPASMO、ICOCAのような交通系ICカードを使っている人が多いと思います。私も移動するときにはもっぱらモバイルSuicaです。
これらのカードで電車やバスに乗るとき・降りるときには、改札やマシーンに「ピッ」とタッチしますよね。これって英語でどんなふうに表現するのでしょうか?
他にも、スマホで「○○ペイ」のようなスマホ決済があったり、クレジットカードのタッチ決済なんかも増えてきているようですが、これらも「ピッ」とタッチしたりかざすだけで決済ができてしまいます。
今回は、そんな「(スマホやカードを)タッチする」の英語表現のお話です。私が住んでいたニュージーランドやオーストラリアで実際に使われていた表現を紹介します!
「タッチする」って英語で何て言う?
改札機でカードやスマホを「ピッ」っとすることを「タッチする」と言いますよね。
「しっかりタッチ」と書いてあるのをどこかで見かけたような気がします。
そんな交通系ICカードで乗り降りする際の「(カードを)タッチする」を表す英語表現はいくつかありますが、私が実際に見かけたものを挙げてみると、
- Tag on, Tag off
- Touch on, Touch off
- Tap on, Tap off
などがあります。
“Tag/Touch/Tap on・off” で表す「タッチする」
● “Tag on” と “Tag off”
私が住んでいたニュージーランドでとってもよく使われていたのは “Tag on” と “Tag off” です。
バスや電車に乗るときにカードリーダー(card reader)にカードを「ピッ」とタッチします。それが “Tag on” です。
そして、下車するときにも同じようにしますが、それは “Tag off” と呼ばれています。
海外の駅では日本のようにきっちりした改札ゲートが無かったり、下車時にカードをタッチし忘れる人が多かったりするので、
- Don’t forget to tag off.
下車時にカードをタッチするのを忘れないで
のように書かれていることがあります。”Tag off” を忘れるとペナルティー料金がかかるので、要注意です!
●”Touch on” と “Touch off”
日本ではカードを「タッチする」と言うのに、英語では “touch” って言わないのかなぁ…と思っていたら、旅行で滞在したオーストラリアのゴールドコーストでは “Touch on” と “Touch off” が使われていました!
乗車するときに、カードをカードリーダーに「ピッ」とタッチするのが “Touch on” で、下車するときの「ピッ」が “Touch off” です。
“Touch on & Touch off before and after each trip” と書かれていますよね。ここでの “trip” は「旅行」ではなく、単に「(電車・バスでの)移動」といったニュアンスです。
バスや電車で移動を始める前に “Touch on”、移動が終わったときには “Touch off” してください、ということですね。
●”Tap on” と “Tap off”
オーストラリアのシドニーでは公共交通機関のカードを「タッチする」は “Tap on” と “Tap off” で、乗車時の「ピッ」が “Tap on”、下車時の「ピッ」が “Tap off” と書かれていました。
“tap” とは「トンと軽く叩く」という意味で、カードリーダーにカードを「トンッ」と当てるイメージですね。
タッチ決済の「タッチ」も “tap”
ニュージーランドでは、”tap” はスーパーやショップでのクレジットカードの「タッチ決済」でよく使われています。
クレジットカードをカードリーダーに「ポン」と当てるだけの決済の場合、”Tap your card on the reader” みたいな感じですね。
こんな「ピッ」や「タッチ」でできる決済は “tap and go payment” や “contactless payment(非接触決済)” と呼ばれています。
今回の「(スマホやカードを)タッチする」は私の周りで使われている表現を紹介しましたが、国や地域によっては、これ以外の表現が使われている可能性は十分あります。
もし「私の地域ではこんなフレーズを使いますよ」みたいなのがあればぜひご一報ください。この記事をアップデートしていきたいと思います。
SuicaやPASMOを「チャージする」は英語で?
SuicaやPASMOなどのカードにお金をつぎ足すことを「チャージする」と言いますよね。この「チャージする」の英語表現は以下のコラムで紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください!