「それ= it」とは限らない

英語で表す「以上」「以下」「未満」
“finish” を使わずに「終わらせる」を英語で
“I’ll be away until Monday” 月曜日は いる?いない?

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こんな場面を想像してみて下さい。

あなたの友達が最新モデルの携帯電話を持っています。
その最新モデルの携帯電話を前から欲しいと思っていたあなたは、友達に「私もそれ欲しいんだ」と言おうとしています。

あなたなら英語でどんな文章にしますか?

“I want it” が思い浮かんだ方、「それ」は必ずしも “it” とは限らないんです。

“it” が表す「それ」

上の「私もそれが欲しい」は、なぜ “I want it” ではダメなんでしょうか。

実は “it” が表す「それ」は、何か特定の「そのもの」を指します。

例えば、あなたが手にリンゴを持っていて “Put it on the table” と言われると、どうしますか?手に持っているリンゴを机の上に置きますよね。

もしくは、リンゴを手に持っている時に、誰かから “Give it to me” と言われると、その人に手に持っているリンゴを渡しますよね。

これを踏まえた上で、冒頭に出てきた友達の携帯電話の話に戻りましょう。

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友達は携帯電話を手に持っています。あなたは “I want it” と言います。
この “it” は何を指しますか?

友達が手に持っている携帯電話、という意味になってしまいます。

欲しいのは「友達の携帯電話」ではない

「私もそれを欲しい」に込められた意味は「友達の携帯電話を欲しい」のではなく「それと同じ種類の携帯電話を欲しい」ということですよね。

では、そんな場合、英語ではどういうふうに表したらいいんでしょうか?

難しい文章を考えなくてもいいんです。”it” を “one” に置き換えてみましょう。

“I want one” で「これと同じのが欲しいな」という気持ちをバッチリ表すことができます。

でも、”one” って一体何なんでしょう?
何となく正体が掴みにくい “one” について、ちょっとおさらいしてみましょう。

“one” って何?

文章で説明するよりも、例を挙げた方が分かりやすいかもしれません。

例えば、あなたのペンが行方不明になってしまいました。
隣にいた友達に下の2つの質問をした場合、それぞれどんな意味になるでしょうか?

1: My pen is missing. Do you have it?
2: My pen is missing. Do you have one?

1は「(行方不明になっている私の)ペンを持ってる?」
2は「(何でもいいから)ペンを持ってる?」

という意味になります。
1の “it” は「私のペン」を表していますが、2の “one” はペンなら何でもいいんです。

tin of pens

では、もう一つ身近な例を出してみましょう。

海外旅行に行く時、目的地に到着する頃になると機内で入国カードが配られることがよくありますよね。
フライトアテンダントさんに「必要ですか?」と英語で聞かれて「もうすでに一枚持っています」と英語で答えたい時、あなたなら何て言いますか?

“I already have it” と言いそうになりますが、ここは “I already have one” が正解です。

フライトアテンダントさんが手に持っている「それ」ではなくて、入国カードというものを持っているという意味なので、ここは “one” なんです。

日本語ってややこしい

日本語にすると “it” も “one” も「それ」と訳せてしまうので、ややこしいんですよね。

でも、上に挙げた例のように整理して考えてみると、それほど難しくありません。

特定の「そのものズバリ」を表すのが “it”、不特定の「同じ種類のもの(1つ)」を表すときは “one” です。

全てに “it” を使っても相手は分かってくれると思いますが、今日からちょっと意識して使い分けてみて下さいね。

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