明日はクリスマスですね。サンタがやって来るのを楽しみにしている子どもたちも多いのではないでしょうか。
そんなサンタのソリを引っ張って来るのは「トナカイ」ですよね。立派な角(つの)が特徴的です。
では、ここで問題です。トナカイの「角」って英語で言えますか?
トナカイの「角(つの)」は英語で何て言う?
トナカイの「角」は英語で、
antler(s)
と言います。サッカーの「鹿島アントラーズ」の「アントラー(ズ)」ですね。
トナカイの角は枝みたいに分かれていますが、そんな角が “antler” なので、鹿の角も同じように “antler(s)” と呼ばれます。
ちなみに「トナカイ」は英語で “reindeer” です。“rein deer” や “raindeer” ではないので注意してくださいね。
クリスマスソングの定番『赤鼻のトナカイ』の英語タイトルは『Rudolph the Red-Nosed Reindeer』です。真っ赤なお鼻のトナカイさんはRudolphという名前なんですね。
歌詞の中にも出てきましたが、“reindeer” は複数形も “reindeer” です。“reindeers” にはなりません。
他にもある「角(つの)」を表す英語
トナカイや鹿以外では、牛や羊・ガゼルなども頭に「角」がありますよね。これらの角は、
horn(s)
と呼ばれます。サイの「角」はちょっと生えている場所が違いますが、これも英語では “horn(s)” と呼びます。ちなみに「サイ」は英語で “rhinoceros” ですが、簡単に “rhino” と言うことも多いです。
また、伝説の生き物とされている「ユニコーン(unicorn)」は、ラテン語で「1(one)」を表す “ūnus” と「角(horn)」を表す “cornū” から来ているそうですよ。
そして、キリンにも「角」がありますよね。その角は英語で “ossicones” という名前があるそうですが、あまり一般的ではないのでネイティブでも知らない人が多いようです。“giraffe horns” で恐らく通じると思います。
そして、海の生き物「イッカク(narwhal)」も長ーい角を持っていますよね。この「角」は英語で、
tusk
です。“tusk” と言えば、象の「牙」を表す単語ですよね。牙は言うまでもなく「歯」で、イッカクの角も「歯」が変形したものだそうです。セイウチ(walrus)やカバ(hippopotamus, hippo)の「牙」も “tusk” なので、こういった長くて先が尖った歯のことを英語では “tusk” と言い、日本語では「牙」や「角」と呼び分けるんですね。
頭につける「トナカイの角」は英語で何て言う?
ちょっと話が逸れてきましたが、クリスマスシーズンになると店で売っている、頭に着けるトナカイの角がありますよね。こんなのです↓
これは英語でどう言えばいいと思いますか?例えば、こんなのを着けている人に「そのトナカイの角、いいね!素敵だね!」と言うとしたら、あなたなら何て言いますか?
「トナカイの角」なので直訳すると “I like your reindeer antlers.” みたいになりますが、こんな場合には、
- I like your headband.
- I like your reindeer headband.
- I like your antler headband.
と言うことが多いと思います。“headband” は「ヘアバンド、カチューシャ」のことです。
日本語でも「その(トナカイの)カチューシャいいね」って言いますよね。そんな感じで英語でもシンプルに表現できますよ。
今回はバラバラとした内容になってしまいましたが、いろんな「角」を英語で言う時の参考になれば嬉しいです。