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ネイティブ流 “enough” の使い方

“anyway”、”anyways” の意味と使い方は?どう違う?
“God damn it!” の意味とは?
“maybe” には要注意?

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“enough” といえば、学校でも習う基礎的な単語ですよね。使い方もそんなに難しくない単語だと思います。

ただ、私はニュージーランドに来て、ネイティブの “enough” のいろんな使い方を目の当たりにして、自分は “enough” を使いこなせてなかったなぁと感じることが多々ありました。

そこで今回は “enough” の基本的な使い方からネイティブ流の使い方まで紹介したいと思います!

基本の “enough” の使い方

“enough” の意味は?と聞かれたら、ほとんどの方がおそらく「十分な」と答えると思います。

この「十分な」を表す “enough” は、例えば【enough+名詞】でこんなふうに使いますよね↓

  • I didn’t have enough time to do it all.
    それを全部やる時間はない
  • There isn’t enough space.
    十分なスペースがない
  • We don’t have enough chairs.
    十分な数の椅子がない(椅子の数が足りない)

また【代名詞】としてもよく使われますよね。例えば、

  • Have you had enough?
    もうお腹いっぱい食べた?
  • I think this will be enough.
    これで十分だと思います
  • There’s enough for everyone.
    ちゃんと全員に行き渡る分があります

そして【形容詞+enough】もとてもよく使われます。名詞と一緒に使う場合(enough+名詞)と違って、形容詞が先で “enough” は後ろにくるのがポイントです。

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  • Are you warm enough?
    寒くない?(十分あったかい?)
  • The room wasn’t very spacious, but big enough for two people.
    部屋はあまり広くなかったけど2人には十分な広さだった
  • You’ll go to school when you’re old enough.
    入学できる年齢になったら学校に行くんだよ

ネイティブがよく使う “not enough”

“enough” は上に出てきたように肯定文で使うこともありますが【not 〜 enough】という形で使うことが、実はとっても多いんです。

私が感じたのは、日本語では「…だ」と表現する場合に「…」の反対語を使って “not 〜 enough” と表現することが結構あることです。

例えば、何かを送ろうとして封筒や段ボールを探しているとします。同僚が「これどう?」と渡してくれたものが小さすぎたら、”This is too small.” とも言えますが、

  • This isn’t big enough.

と言う感じです。こんな「…すぎるなぁ」というような場面で “not 〜 enough” が使われる場面に私はよく遭遇します。

他には、カフェやレストランで注文したコーヒーやスープ・料理などが「ぬるい」と感じたときなんかにも「ぬるいです」と言わなくても、

  • This isn’t hot enough.

で簡単に解決できたり、上に出てきた「入学できる年齢になったら学校に行く」という話でも「まだ小さいから(学校に行くのはまだ)ね」は、

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  • You’re not old enough to go to school.

と言えます。他には、身長制限があるアトラクションで自分の子どもがまだ小さくて乗れなかったとしたら、

  • You’re not tall enough yet.

と言えるんですね。
こういった「…だ」を直訳するのではなく「…」の反対語を使って “not 〜 enough” で表現するのは日常会話でとてもよく出てくるなと感じます。

“can’t thank you enough” の意味とは?

さらに “not 〜 enough” は、動詞と一緒に使う【can’t 〜 enough】という形でもよく登場します。例えば、

  • I can’t thank you enough.

というフレーズを耳にしたことはありますか?

“can’t thank you” なので「感謝できない」?と一瞬勘違いしてしまいそうですが、そうではありません。

直訳は「十分には感謝できない」、つまりこれは「いくら感謝してもしきれない」「いくら感謝しても、し過ぎることはない」という強い強調のニュアンスで、ものすごく感謝している丁寧な感謝の表現になります。

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去年、イギリスのボリス・ジョンソン首相がコロナ感染後に退院したときには、治療にあたってくれた医療スタッフ達に対して、

  • I can’t thank them enough. I owe them my life.
    彼らには感謝してもしきれません。自分が生きているのは彼らのおかげです(彼らは命の恩人です)

と感謝の言葉を述べていました。

こんな【can’t 動詞+enough】は他にもいくつかあります。例えば、何か重要なことをものすごく強調して言いたい場合には、

  • I can’t stress this enough.
    これはいくら強調しても、し足りない(ほど重要です)
  • I can’t stress enough how important it is to 〜.
    〜するのが重要なのはいくら強調しても、し足りない

という表現がよく使われます。この “stress” は「強調する」という意味の動詞で、代わりに “emphaseize” なんかも使えますよ。他にも、

  • I can’t say enough how much I love this.
  • I can’t express enough how sorry I am.

のように「いくら〜してもしたりない」と強調した言い方をするときに “can’t 〜 enough” が使われます。そして、

  • I can’t get enough of 〜.

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も「〜を十分に得られない」という直訳から「いくらあっても飽きない=ものすごく好き」という意味で使われるフレーズです。

  • I can’t get enough of this song.
    私、この歌大好きなんだよね(何度聞いても飽きないんだよね)

みたいに、すごく好きなものや人なんかを表すときに使う表現です。

“enough” は皆さんよく知っている単語だと思いますが、意外と使いこなせていない単語かもしれません。今回紹介した使い方はネイティブがとてもよく使うので、ぜひ会話に役立ててみてくださいね。

■ネイティブがよく使う “Fair enough.” の意味とは?

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