“out and about” ってどんな意味?

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突然ですが、以下の文章はどんな意味だと思いますか?

  • Stay vigilant when out and about.

これは新型コロナ(Covid-19)がまだ世界中で蔓延している中、ニュージーランドで使われているフレーズですが、”out and about” はコロナ に関わらずネイティブがよく使う表現です。

“vigilant” は「警戒を怠らない」という意味の形容詞ですが、”out and about” ってどんな意味なのでしょうか?

この記事の目次

“out and about” の意味とは

“out and about” はザックリ言うと「あちこち出歩いて」みたいな意味で、イギリス英語で使われるフレーズなので、ニュージーランドでも結構よく使われます。

イメージとしては、外に出ていろんな場所に行ったりいろんな事をする、あちこち動き回って何かするといったアクティブに活動している様子を表します。

なので、冒頭に出てきた、

  • Stay vigilant when out and about.

は「外をあちこち出歩くときはコロナウイルスに警戒を怠らないように、常に注意しておくように」ということですね。

ニュージーランド国内ではもうかれこれ2ヶ月半ほど市中感染が見つかっていないので、国民はほとんど元の生活に戻っていますが、政府はこういったフレーズで注意を呼びかけています。

“out and about” の使い方

“out and about” は辞書によっては「(病人だった人が)外出できるようになって」みたいな意味が載っていたりします。

元々はそういう意味で使われていたのかもしれませんが、少なくともニュージーランドでは病気に関わらず「あちこち出歩いて」「外に出てアクティブに活動して」という意味で使われていると思います。

  • I was out and about all day.
    一日じゅうあちこち出歩いていました
  • With more people are getting out and about, no wonder COVID-19 cases are on the rise again.
    より多くの人があちこち出歩いているので感染者がまた増えてきても少しも不思議ではない
  • Get out and about and enjoy the outdoors.
    外に出て自然(アウトドア)を楽しもう

また、赤ちゃん用品を販売するサイトの商品カテゴリーにも、”OUT & ABOUT” が登場しています↓

ちょっと見づらいですが、”OUT & ABOUT” のカテゴリーには抱っこ紐、ベビーカーチャイルドシートなどが含まれています。「お出かけ」みたいな感じですね。

他にも「外でアクティブに活動する」というニュアンスから、

みたいにも使います。イメージとしては警察が出歩く感じですが、街中に出てアクティブに活動しているニュアンスです。

“out and about” が「あちこち出歩く」になるのはなぜ?

“out and about” の “out” が「外に出て」なのはわかりますよね。でも、”about” がちょっと引っかかりませんか?

私は初めて耳にしたときに「この “about” は何なんだろう?」と思ったのですが、この “about” は「〜について」という前置詞の “about” ではありません。

これは副詞の “about” なのですが、実はイギリス英語では副詞の “about” を “around” と同じような意味で使うことがよくあります。

「(忙しく)あちこち動き回る」といったニュアンスで “be running around” を “be running about” みたいに言ったりするので、”out and about” も “out and around” と考えると、ちょっとイメージしやすいかもしれませんね。

よく知っている単語ばかりだけど、合わさると意味が分かりにくい表現は以下のコラムでも紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください!

■ネイティブがよく使う “I’m after 〜” の意味とは?

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