「トラブル」は日本語にもなっていますが、英語の “trouble” はもっと日常生活によく出てくる単語です。
「トラブル=trouble」と直訳するのではなく、日常的によくあるシチュエーションで使うんです。
今回は生活の中でめちゃくちゃ使える “have trouble” の意味と使い方をおさらいします!
“trouble” の意味とは?
日本語では「トラブルが発生した」「トラブった」「トラブルに巻き込まれる」みたいに言いますよね。
そのイメージだけだと “trouble” はちょっと使いにくい単語かもしれませんが、英語の “trouble” はもっといろんな場面で使われます。
“trouble” の意味を確認しておくと、
problems or difficulties
Cambridge Dictionary
なので「問題」ということですね。そして、この “trouble” が特によく使われるのは、
- (〜しようとしているのに)できない
- なかなか〜できない
- 〜するのに苦労する
- 〜しにくい
を表す時です。
“have trouble -ing” の使い方
「何かをしようとしているのにできない」「〜しにくい」を表すときに使われるフレーズが、
have trouble -ing
です。“have trouble” のうしろには「動詞の-ing形」が入るのがポイントです。
直訳すると「〜するのに苦労する、困っている、問題がある」なので「何か問題があって、しようとしているのにできない」「なかなか〜できない」「〜するのに手こずる」を表したいときに使えるんです。
ただ、日本語ではこんな場合に単に「〜できない」と表すことも多いのではないかと思います。ちょっと例を見てみましょう。
- I’m having trouble hearing you.
(電話やビデオ通話などで)あなたの声がちゃんと聞こえません、聞き取りにくいです - I’m having trouble logging in.
ログインできません - I’m having trouble finding a parking space.
駐車スペースを探すのに苦労しています(なかなか見つけられません)
みたいな感じで「今〜しようとしてるのにできない」といった場面で、現在進行形で使うことが多いです。
病院で症状の説明にも使える “have trouble”
“have trouble” を現在形で使うと、日常的にいつも「〜するのが大変、しにくい、難しい」を表します。
なので、“I have trouble -ing” は体の不調だったり、病気など症状の説明をする時にもよく使われますよ。
- I have trouble seeing things up close.
近くが見えにくいです(近くが見えないです) - I have trouble getting to sleep.
なかなか寝つけないんです - I have trouble breathing.
呼吸がしづらいです(呼吸に問題を抱えています)
みたいな感じですね。
「〜できない」を “can’t” 以外で表そう
「〜できない」を表すときは “can’t” を多用しがちではないでしょうか?
もちろん “can’t” 自体はとてもよく使う表現ですが、今回紹介したような場面でネイティブは “be having trouble -ing” や “have trouble -ing” もとてもよく使います。
いつも “can’t” ばかりでワンパターンに陥ってるなと感じる方は、ぜひ会話に役立ててみてください。
ちなみに、今回紹介した “trouble” は数えられない名詞です。なので、
- I’m having a trouble hearing you.
- I have a trouble getting to sleep.
とは言えません。“I have a trouble” という間違いをしやすいので気をつけましょう。