“wake-up call” という英語表現があります。これって、どんな意味だと思いますか?
「モーニングコール」の意味もあるのですが、それ以外の意味で使われることもあるんです。
“wake-up call” の意味とは?
英英辞書を引いてみると、“wake-up call” にはたいてい2つの意味が書かれています。
a telephone call that someone makes to you, especially at a hotel, to wake you up in the morning
ロングマン現代英英辞典
これはホテルなどでお願いする「モーニングコール」ですね。朝起こしてもらうために誰かにかけてもらう電話のことです。
そして、それ以外にはこんな意味があるんです↓
an experience or event that shocks you and makes you realize that you must do something to change a situation
ロングマン現代英英辞典
確かに「目を覚まさせるもの」ですが、寝ている人を起こすのではありません。
これは比喩的に、問題や危険を認識させて現状を変えるための行動を促す「警鐘」や「注意喚起」になる出来事なんかを指します。
「これじゃダメだ」と人を目覚めさせる、という感じですね。
「警鐘」を表す “wake-up call”
この “wake-up call” は、衝撃的なことや身の危険を感じさせる出来事に対して使われます。衝撃や危機感で「パチっと目覚める」というイメージです。
例えば、コロナがまだ落ち着いていなかった時のニュースでは、こんな感じで使われたりしていました↓
- The recent spike in Covid-19 cases should be a wake-up call for all of us.
コロナ感染者の急増(spike)は衝撃的で「現状を変える行動を起こさないと」と危険に気付かされるものなので「警鐘」がしっくり来ますね。
他にも、毎年のように異常気象という言葉を耳にするような気がするのですが、それも、
- The recent extreme weather is a wake-up call for us all to do something about climate change.
最近の異常気象は私たち全員が気候変動に対して何か行動を起こすべきだという警鐘です
みたいに言えます。
また、健康を損ねて健康の大切さに気付いた時なども、
- I got a wake-up call when I was diagnosed with diabetes.
糖尿病の診断は、私にとって大きな警告となった
みたいに “wake-up call” がよく使われる場面です。衝撃で「ハッと目が覚めた」というニュアンスですね。
さらに「これで目を覚ましてくれるといいな」なんていうのも、
- I hope this will be a wake-up call for him.
みたいに表現することができますよ。

“serve as a wake-up call” は「警鐘となる」
「〜が警鐘となる」はちょっとかたい表現ですが、
〜 serve as a wake-up call
〜 act as a wake-up call
という表現もあります。例えば、
- My best friend’s death served as a wake-up call for me to lead a healthy lifestyle.
親友の死が警鐘となり、健康的なライフスタイルを送るようになった - This incident should serve as a wake-up call.
この出来事は警鐘となるはずだ
みたいな感じですね。“wake-up call” がニュースで使われる場合には「モーニングコール」ではなく、たいていこの比喩的な意味なので、覚えておくと役に立つと思います!