週末にDisney+(ディズニープラス)で独占配信が始まった、ディズニー&ピクサーの最新作『私ときどきレッサーパンダ』。観られた方はいますか?
この映画の原題は『Turning Red』です。邦題とは全然違いますね。
ところが、この『Turning Red』は短いタイトルながら映画の内容をビシッとうまく表しているんです。
そこで今回は “turn red” の意味を取り上げたいと思います!
『Turning Red(私ときどきレッサーパンダ)』のあらすじ
この映画の主人公はトロントのチャイナタウンに住む13歳の女の子、メイです。
多感な年頃であるがゆえ、過保護な母に従順な娘であり続けることに苛立ったり、友人やら大好きなアイドルやらで感情のジェットコースターのような日々を過ごしています。
ところがある日を境に、怒ったり興奮したり、感情が昂ると巨大なレッサーパンダに変身するようになってしまったんです。
と、ここまでで、なぜ原題が『Turning Red』なのかが納得なんです。
“turn red” の意味とは?
英語で “turn red(もしくは “go red”)” は、こんな意味があります↓
If you go/turn red, your face becomes red because you are angry or embarrassed
(Cambridge Dictionary)
怒ったり恥ずかしくて「顔が赤くなる」という意味なんですね。「turn (〜になる)+red(赤い)」なので、そのままと言えばそのままです。
この映画の主人公のMeiは怒ったり興奮したり感情が昂って「顔が赤くなる=turn red」する場面でレッサーパンダに変身してしまうので、タイトルが『Turning Red』なんですね。
そして『Turning Red』には、おそらくもう一つの意味が含まれているんです。
『Turning Red』に隠されたもう一つの意味
“turn red” というフレーズ自体が意味するのは、上で紹介した1つだけなのですが、私は『Turning Red』というタイトルにはもう1つ意味がひっかけてあるのではないかなと思いました
そのもう一つの意味を紐解くポイントは「レッサーパンダ」です。
以前にコラムでも紹介しましたが「レッサーパンダ」を英語で言うと…?
“red panda” なんです。
毛が赤っぽいので英語では「赤いパンダ」って呼ぶんですね。映画の中にもレッサーパンダを「赤きパンダ」表現する場面が出てきます。
そして「レッサーパンダになる(変身する)」は英語で “turn into a red panda” と言うので、これもひっかけてあるのではないかなぁと感じました。
『Turning Red(私ときどきレッサーパンダ)』は子どもも大人も楽しめる映画なので、ディズニープラスで観ることができる方は、ぜひ観てみてください!