「すみません、手違いがありました」って英語で言えますか?
「手違い」を表す英語を知っていると、サラッと言えそうですよね。
実は、ネイティブが口語でよく使う単語があるんです。
「手違い」って英語で何て言う?
先日、こんなことがありました。
家族がかかりつけのお医者さんでPCR検査を受けて、翌日メールで結果を受け取ったのですが、そこには「陽性です」と書かれていました。
ところが、その後すぐに病院から電話がかかってきて「間違ったメールを送ってしまいました。本当は陰性です。手違いがあってすみません」と言われました。
こんな「手違い」を表す時にとてもよく使われるのが、
mix-up
という単語です。
“mix-up” で表す「手違い、間違い」
“mix-up” とは「間違い」「手違い」「混同」「取り違え」「誤解」といった意味で使われるインフォーマルな表現です。
“mix” なので、何かを別の何かと混同したり、ごっちゃにする「混同、混乱」というのが大きなイメージです。そして、そこから生じる「間違い」や混乱を招く「間違い」といったものも表します。
上に出てきた病院の例では、陰性と陽性を間違えて結果を伝えてしまったことを、
- I’m really sorry for the mix-up.
と謝っていたんですね。
他には、予約をしたのに予約が取れていなかったり、スケジュールの日時などの情報が正しく伝わっていなかった場合なんかにも、
- There’s been a mix-up.
- Sorry about the mix-up.
がよく使われます。
また、レストランなどで食事がいつまでたっても出て来なかったり、注文したものと違うものが出てきて店員さんに伝えた時などにも、
- Sorry, there was a mix-up.
のように言われることがありますよ。
“mix up” は動詞としても使える
“mix up” は動詞としてもよく使われるフレーズです。
「(何かと何か)を間違える、混同する」という意味で、スケジュールや約束の日時を「間違える」「勘違いする」を表す時にも使われます。
- These words look similar but do not mix them up.
これらの単語はよく似ていますが、混同しないように - You must be mixing me up with someone else.
私を他の誰かと間違えているに違いありません - I mixed up the times for my interview and missed it.
面接の時間を勘違いして受け損ないました - I got the dates mixed up.
日にちを間違えていました(勘違いしていました)
ごちゃごちゃに混ぜ合わせて混同する、というのがこの “mix up” や名詞の “mix-up” のイメージです。口語でよく使われる表現なので、混同を伴った「間違い」「間違える」と言いたい時にぜひ使ってみてください。