日本には全国にその土地にちなんだデザインが施されたマンホールがあったりしますよね。
私は先日、ポケモンのキャラクターが描かれたマンホールがあることを初めて知ったのですが、その時に思い出したのは、以前ニュージーランドの友人に日本の綺麗なマンホールの話をしようとした時に「マンホール」では通じなかったことです。
そこで今回は「マンホール」を英語で何と言うのかを取り上げたいと思います。
「マンホール」を英語で言うと?
「マンホール」が友人に通じなかった時に、私は「あれ?もしかして和製英語なのかな?」と思いました。
でも、英語にはちゃんと “manhole” という単語が存在します。和製英語ではありません。
ではなぜ通じなかったのかと言うと、それは “manhole” の意味を見てみると納得です↓
a hole in the surface of a road covered by a lid. It is used to examine underground pipes, wires etc.
(ロングマン現代英英辞典)
つまり、”manhole” とは「穴」そのもののことを指すんですね。
そう言われてみれば日本語でも「マンホールの蓋」という言い方をするし、「マンホールに落ちた」と言えば穴の中に落ちたことを指します。
マンホールの「蓋」のことを「マンホール」と呼んでしまいがちですが、これは間違いだそうです。
「マンホールの蓋」は英語で何て言う?
では「マンホールの蓋」って英語で何と言うと思いますか?
上の英英辞書の定義では “lid” という単語が使われていましたね。”lid” は「蓋」という意味なので、もちろん “lid” でも通じます。
でも、もっとよく使われる表現があるんです。それは…
manhole cover
です。そのままと言えばそのままですね。マンホール(穴)のカバーなので “manhole cover” です。
友人と話をしていた時には友人が “manhole covers” のこと?と聞いてくれたので、ようやく話が噛み合いました(笑)
「マンホールに落ちる」は英語で?
最後にちょっとだけ、マンホールにまつわる英語表現を見てみましょう。上にちらっと出てきた「マンホールに落ちる」は英語で、
- fall into a manhole
と言います。”into(〜の中へ)” という表現がぴったりですよね。他には “fall down a manhole” とも言いますよ。
マンホールの蓋が開いていて人が落ちてしまったというニュースをたまに目にしますが、そんな場合は、
- fall into an open manhole
と言います。”open” という形容詞を一つ入れるだけでスッキリ表せるんですね。
また、劣化や不具合があったりして簡単に開いてしまうようなグラグラな状態になっている蓋は “loose manhole cover” と言いますよ。
■”loose” の読み方は「ルース」です。意味と単語が持つイメージはこちらで詳しく紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください↓