“I’m easy.”
めちゃくちゃシンプルなフレーズですよね。直訳すると「私は簡単です」です。
直訳すると意味不明なフレーズですが、実はわりとよく使われる表現なんです。
私がニュージーランドでよく耳にした “I’m easy.” の意味と使い方、そして同じ意味で使える別のフレーズも合わせて紹介します!
“I’m easy.” の意味とは
“I’m easy.” はカジュアルな会話で使うフレーズです。
例えば、友達とカフェに行こうという話になったとしましょう。「カフェAとカフェBどっちがいい?」と聞かれて、あなたは特にこだわりがなくて「どっちでもいいよ」と答えたいとします。
そんな時に使えるのが、この “I’m easy.” です。
英英辞書の定義を見てみると、
(informal) used to say that you do not have a strong opinion when somebody has offered you a choice
Oxford Advanced Learner’s Dictionary
と書いてあります。何か選択肢を与えられた時に、特に強いこだわりはないですよと答えるときに使うんですね。
なので「どっちにする?」「どっちがいい?」「どれがいい?」「何がいい?」などと聞かれて、”I’m easy.” と答えると、
- どっちでもいいよ
- 何でもいいよ
となります。特にこだわりや希望はないのでどっちでも(何でも)いいですよ、とか、どれに(何に)決まっても私は構いません・気にしませんというニュアンスで、相手(もしくは他の人)に決定を委ねるフレーズです。
“I’m easy.” の使い方・例文
基本的にはどんな「どっちでもいいよ」「何でもいいよ」と答えるようなカジュアルな場面で使えます。
“I’m easy.” だけでも使えますが、他の「どっちでもいいよ」「何でもいいよ」なんかを表す表現と一緒に使われることも多い印象があります。例えば、
- Do you want to go out or stay in? −It’s up to you. I’m easy.
「今夜は出かけたい?それとも家にいたい?」「君次第だよ。どっちでもいいよ」 - Should we walk or take a taxi? −You decide. I’m easy.
「歩いて行く?それともタクシーに乗る?」「君が決めて。どっちでもいいよ」 - How do you like your eggs? Boiled or fried? −It doesn’t matter. I’m easy.
「ゆで卵か目玉焼きどっちがいい?」「どっちでもいいよ」 - What do you want to eat? −I don’t really mind. I’m easy.
「何食べたい?」「何でもいいよ」 - What movie do you want to watch? −Whatever you like. I’m easy.
「どの映画見たい?」「何でもいいよ」
みたいな感じですね。「どっちでもいいよ。こだわりはないから任せるよ」「どちらでもいいよ。特に希望はないから決めてくれていいよ」みたいな場面で使えます。
“I’m not fussy.” も同じニュアンスで使える
“I’m easy.” と同じようなシチュエーションで使える「どっちでもいいよ」「何でもいいよ」が、
I’m not fussy.
です。”fussy” は以前に別のコラムで紹介しましたが「彼女は食べ物にうるさい」とか「洋服にうるさい」みたいな【こだわりがある】というニュアンスの「うるさい」を表す単語です。
- She’s fussy about what she eats.
彼女は食べ物にうるさい
この “fussy” を否定形の “not fussy” にすると「特にこだわらない」という意味で使えるんです。
- Where do you want to go for lunch? −I’m not fussy.
「ランチどこに行きたい?」「どこでもいいよ」
「うるさくない→こだわりはない→どっちでもいい、何でもいい」ということですね。初めて私がこの “fussy” の使い方を耳にした時、とても英語っぽい表現だなと思いました。こちらも私はよく耳にしましたよ。
その他の「どっちでもいいよ」の英語表現
以下のコラムでは「どっちでもいい」を表す英語フレーズとその使い方・ニュアンスなどを紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。