「蒙古斑」を英語で言うと?知っておくと海外で役立つ理由

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「蒙古斑(もうこはん)」と言えば、皆さんどんなものか想像できると思います。赤ちゃんのお尻によくある、青っぽいあざのようなものですね。

では「蒙古斑」って英語で何と言うか知っていますか?

海外で出産・育児をしている方や予定している方は、知っておくと役に立つ理由があるんです。

「蒙古斑」を英語で言うと?

「蒙古斑」ってよく考えてみると、すごい名前ですよね…。そんな「蒙古斑」は英語で、

Mongolian spot(s)
Mongolian blue spot(s)

と言います。”spot” は「斑点」という意味なので、ほぼ直訳ですね。

発音は「モンゴリアンスポット」と平たく読むのではなく「モンゥリアン」のようにアクセントをつけて発音します。

  • My kids were born with Mongolian spots.
    私の子どもたちは蒙古斑を持って生まれてきました(生まれた時から蒙古斑がありました)
  • My son has Mongolian spots on his lower back and buttocks.
    息子は腰とお尻に蒙古斑があります

医学用語では “congenital dermal melanocytosis” という名前でも呼ばれるそうですが、一般的には “Mongolian spots” が浸透した言い方です。

「生まれつきの痣(あざ)」を英語で言うと?

「蒙古斑」は生まれつきのものが多いので、英語の資料でも「生まれつきのあざの一種」と説明されていたりします。

そんな「生まれつきのあざ」は英語で言うと、

birthmark

です。”mark” には「しみ、あざ」といった意味がありますが、”birthmark” はこれでワンワードです。

  • I have a birthmark on my face.
    私は顔に生まれつきのあざがあります
  • Mongolian spots are a common type of birthmark found in newborns.
    蒙古斑は新生児に見られる、よくある種類の生まれつきのあざです

うちの子は生まれた時から蒙古斑以外にも小さいあざがあり、母子手帳にはこんなふうに記録されています↓

それに対して、転んだりどこかにぶつけた時などに内出血してできる「あざ」「青あざ」は英語で、

bruise

と言います。生まれつきのあざなのか、怪我でできたあざなのか、同じ「あざ」でも英語では単語を使い分けるんですね。

  • I fell and got a bruise on my knee.
    転んで膝にあざができました
  • How did you get that bruise? −It’s a birthmark, not a bruise.
    「そのあざ、どうしたの?」「生まれつきなの」

そして、この単語の使い分けが大切になってくる場面があるんです。

海外で子育てをする人は覚えておくと役に立つ?

日本人の赤ちゃんにはよく見られる「蒙古斑」。ところが白人では10%以下というデータがあり、蒙古斑の認知度が日本ほど高くないんです。

すると、赤ちゃんの蒙古斑が “bruise(青あざ)” だと間違われることがあります。これの何が厄介なのかというと、虐待(abuse, child abuse)を疑われることです。

そのせいか、うちの子が生まれた時の記録には、

  • Mongolian blue spot on buttocks

と書かれています。うちの子はお尻でしたが、蒙古斑は腕や足、顔などにできることもあるので、知らない人は「青あざ→虐待?」と思ってしまう可能性があるんですね。

さすがに医療関係者は “Mongolian spot(s)” と言えば分かるはずですが、チャイルドケアを仕事としている人でもよく知らない人がいます。「虐待だと思われたら困るな…」というような場合には、

  • Mongolian spots are common birthmarks in Asian babies.
    蒙古斑はアジア人の赤ちゃんにはよくある、生まれつきのあざです

と、ひとこと説明するだけで変な誤解をされずに済むと思います。デイケアのような子どもを預ける場所でも事前に伝えておくことをおすすめします。

■■出産・育児に関する英語コラムはこちらからご覧いただけます。

蒙古斑が「消える」って英語で何て言う?

蒙古斑は成長とともに自然に消えていきますよね。そんな「消える」の英語表現を最後に見ておきましょう。

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