“Watch where you’re going.”
シンプルな単語ばかり使われたフレーズですよね。
では、これってどんな意味になると思いますか?
“Watch where you’re going.” の意味とは
“Watch where you’re going.” は口語でよく使うフレーズです。書き言葉ではほとんど使いませんが、省略せずに書くと、”Watch where you are going.” です。
「あなたが行っているところを見て」と直訳するとピンと来ませんが、これは、
ちゃんと前を見て歩いて
前を見て歩きなさい
と人に注意する時の定番のフレーズです。
「前を見て歩きなさい」を日本語から英語にしようとすると “look ahead” や “look forward” みたいな表現が思い浮かぶかもしれませんが、この “Watch where you’re going.” が定番のフレーズです。
子どもって道を歩く時にちゃんと前を見ないで、よそ見をしながら歩いたりしますよね。うちの子も何か(誰か)にぶつかりそうで「あ、危ない!」みたいな場面がよくありますが、
- Watch where you’re going!
で「ちゃんと前を見なさい」「前を見て歩きなさい」を表せます。もちろん大人にも使えますよ。
“watch” には「注意する、気をつける」の意味がある
この “Watch where you’re going.” の “watch” は単に「見る」と言うよりは「注意する、気をつける」の意味で使われています。
これと同じ使い方の “watch” でよく知られているのは、
- Watch your step.
足元に気をつけて
ですね。他にも、
- Watch your head.
頭上注意 - Watch your fingers.
指(を切らないよう)に気をつけて - Watch your mouth/language!
口の聞き方に気をつけろ - Watch out!
危ない! - I’m watching my weight.
体重に気をつけています
などがあって、これらは全部「注意する、気をつける」の意味で使われている “watch” です。この “watch” は後ろに “what/where” などが来ることもありますよ。
- Watch what you say.
発言に気をつけて - Watch what you eat.
食べるもの(食生活)に気をつけて - Watch what you’re doing!
何やってるの(何やってるんだよ)
これと同じ使い方が “Watch where you’re going.” です。一緒に歩いている自分の子どもや友達に言うと「ちゃんと前を見て歩いて」と注意するニュアンスになりますが、道行く他人に言ったり声のトーンや言い方で「どこ見て歩いてるんだよ!」と文句を言うニュアンスになります。
私は実際に言われたことはありませんが、道を歩いていて誰かにぶつかった時に言われるフレーズとして映画やドラマなんかによく出てきますね。
“Look where you’re going.” も同じ意味
“watch” の代わりに “look” を使って、
Look where you’re going.
とも言います。この “look” も「気をつけて」と相手に注意を向けさせる意味で使われていますよ。
- Always look where you’re going.
常にちゃんと前を見て歩こうね
よそ見をしたり、スマホをいじりながら歩いていて人や物にぶつかりそうになった友達がいたら、
- Look where you’re going!
と注意してあげましょう。「ながら歩き」「歩きスマホ」の英語表現は以下のコラムで紹介しているので、ぜひこちらも合わせてご覧ください↓
■「気をつけて」「危ない!」の “watch” の使い方はこちらでも例を挙げて詳しく紹介しています↓