「オクラ」をスーパーでよく見かける季節になってきましたね。
そんな「オクラ」って和食の食材のイメージがありませんか?それが、実は海外でも買えるんです。
では「オクラ」は英語で何と言うのでしょうか?
「オクラ」は英語で何て言う?
私はオクラって日本のものだと勝手に思い込んでいたので、ニュージーランドの野菜マーケットで初めてオクラを発見した時はとっても驚きました!
私が無知だっただけで、実はアフリカが原産でアメリカやヨーロッパでも売られているようです(地域によります)。
そんな「オクラ」を英語で言うと、実は…
okra
です!「オクラ」って響きが日本語っぽいですが、英語だったんですね。日本語だと思い込んでいたのは、学校で習った「山上憶良」のせいかもしれません…。
ちなみに、発音は /ˈəʊ.krə/ もしくは /ˈoʊ.krə/ なので「オゥkラ」みたいな読み方です。アクセントは最初にあります。
複数形も単数形と同じ “okra” がよく使われますが、”okras” も間違いではないようです。
「オクラ」の英語には別名がある
「オクラ」の英語名は “okra” が一般的ですが、別名もあります。
lady’s finger(s)
ladies’ finger(s)
bhindi
“lady’s fingers” は先細りになっているオクラの形が女性の指に似ているところから来ているそうです。
そして、”bhindi(読み方は「ビンディ」)” はヒンディー(語)で「オクラ」を表すことから、インド料理の英語名にも登場することがあります。
インドもオクラをよく食べる国の一つで、私がいつもオクラを買っていたニュージーランドの野菜マーケットの店主もインド系の方でした。
ニュージーランドに比較的近い、南国フィジーでもオクラが作られていますよ。
ちなみに、英語で “ladyfingers(もしくは “lady fingers”)と呼ばれる、全く別の食べ物があります。それが、これです↓
日本では「フィンガービスケット」と呼ばれるようですが、ティラミスを作る時に使う、ちょっと太めの指の形をしたサクッと軽いビスケットです。
「ネバネバ」を英語で言うと?
最後に、オクラの特徴とも言える「ネバネバした」を表す英語表現を見ておきましょう。
「ネバネバ」を意味する単語はいくつかあって、
- sticky
- slimy
- gooey
などで表せるかと思います。”sticky” は「くっつく」を意味する動詞 “stick” の形容詞で「ネバネバした、ベタベタした」という粘着質なニュアンスです。
“slimy” は「スライム」を想像すると分かりやすいですが「ぬるぬるした」「ヌメっとした」イメージです。
そして最後の “gooey” は「グーイー」と読みます。ちょっと粘度の高い「柔らかくねっとりとした」「ネチャっとした」のイメージです。
この「ネバネバ」を含め、いろんな食感・テクスチャーを表す英語表現は以下のコラムで詳しく紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
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