使役動詞の “get”、どう使う?

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“get” と言えば誰でも知っている、英語の中でもとっても基本的な動詞ですよね。

でも、そんな簡単な基本の動詞に限って、たくさんの使い方があったり、いろんな意味を表すことができたりするので、使いこなすのが案外大変だったりもします。

今回のコラムでは、私がニュージーランドでとってもよく耳にする “get” の使われ方を1つ紹介したいと思います。

“you” を “get” する

まずは私が日常生活でとってもよく耳にする文章に、こんなものがあります。

  • Can I get you to sign here?

これは、宅配便の受け取りの時や、銀行や病院などで書類にサインをする時によく言われます。

他にも、何かの申し込み用紙や書類を記入する場面、ホテルなどの宿泊施設でチェックインの際に記入するフォーム(用紙)を渡されながら、こんなふうに言われることもあります。

  • Can I get you to fill in this form?

この2つの文章を見ると、両方とも “get you to 〜” という形が使われていますが、これってどういうニュアンスなのでしょうか?

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使役動詞の働きをする “get”

上の2つの “get” の使い方は、テキストなどにはよく《使役動詞のget》と書かれています。

でも、使役動詞と聞いただけで何となくイヤになってしまいませんか?

こういった文法の用語を使うと一気に難しそうに聞こえてしまうので、今回は《使役動詞》という言葉は使わずに、この “get” の使い方を紹介したいと思います。

まずは、上に出てきた文章をザックリ訳すと、こんなふうになります。

  • Can I get you to sign here?
    ここにサインしてもらえますか?
  • Can I get you to fill in this form?
    この用紙に記入してもらえますか?

Application - glasses - pen

ここで今度は、英英辞典を引いてみましょう。オックスフォード現代英英辞典の “get” にはこう書いてあります。

to make, persuade, etc. somebody/something to do something

説得して誰かに何かをさせる、というイメージですね。例えば、

  • I’ll get John to help you.
    ジョンに手伝わせるよ
  • I couldn’t get her to do it.
    彼女にそれをさせることはできなかった

のようになるのですが、そこには説得するなどして働きかけて〜させる(た)、というニュアンスが含まれています。

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そんなに大袈裟な説得でなくてもいい

でも、最初に出てきた「サインしてもらえますか?」「用紙に記入してもらえますか?」という例文を思い出してください。

説得してどうにかしてもらう、という程のものではないですよね。

基本的には「説得して〜させる、してもらう」という意味ですが、実際には「〜してもらう」「〜してもらえますか?」といった場合にも使われています。

そもそも、”get” は “get old(年をとる)” や “get dark(暗くなる)” といった使い方のように《状態の変化を表す》単語です。

なので、この「〜させる・してもらう」の “get” も、説得したり、お願いしたり、促したりという何らかの働きかけがあって、そうさせる・そうさせるように持っていく、といったニュアンスになります。

「〜してもらえますか?」でもよく使われる “get”

繰り返しになりますが、日常の会話の中では、説得というほどのものではない「〜してもらう・してもらえますか?」という場合にも、この “get” がよく使われています。

その場合には “I’ll get you to 〜” や “Can I get you to 〜?” というフレーズでよく登場するので、覚えておくと役に立ちますよ!

■使役動詞の “let” については、こちらのコラムもご覧ください!↓

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