東京ディズニーシーに新エリア「ファンタジースプリングス」ができて早一ヶ月。その中に映画『塔の上のラプンツェル』をテーマにしたエリアがあります。
そこには「スナグリーダックリング」という名前のレストランがあるのですが、これってどんな意味なのでしょうか?
「スナグリー」は英語で結構よく使われる単語なので、これを機に覚えてしまいましょう!
コラムの後半では、映画『塔の上のラプンツェル』の英語タイトルと、カタカナ読みでは通じない「ラプンツェル」の発音も合わせて紹介します!
ダックリング(duckling)の意味とは?
「スナグリーダックリング」とは、映画にも登場する荒くれ者たちが集まる酒場の名前で、TDSに新しくできたレストランも、この酒場がテーマになっています。
「スナグリーダックリング」はカタカナで書かれていると、どこで切ったらいいのか分かりにくいですが「スナグリー」と「ダックリング」に分かれます。
まずは「ダックリング」の意味から見ていくと、英語で “duckling” とは、
子ガモ
アヒルの子
を意味します。
「カモ」も「アヒル」も英語では同じ “duck” だって知っていましたか?私は恥ずかしながらニュージーランドで生活するようになってから初めて知りました。「アヒル」は「マガモ」を原種として家禽化された鳥で、生物学的には同じ種なんだそうですよ。
その “duck” に “-ling(子どもの〜)” がくっついた形なので「duckling →カモの子、アヒルの子」になります。
ちなみに『みにくいアヒルの子』は英語で『The Ugly Duckling』です。
スナグリー(snuggly)の意味とは?
次は「スナグリー」の意味を見てみましょう。
英語で書くと “snuggly” というスペリングになります。これは、
温もりがあって心地よい
ぬくぬくした
という意味の形容詞です。日本語にするのが難しいのですが、思わずピタっとくっつきたくなるような柔らかい毛布や布地などの、ふわっと温かい心地よさを表す時に使う形容詞です。個人的には「ぬくぬくした」がしっくりくる日本語訳かなと思います。
この “snuggly” は動詞の “snuggle” から来ていて、これは親しい人同士が「ピタっとくっついてぬくぬくする」「ぬくもりを求めてすり寄る」といった意味で、恋人だけでなく親子でも使える単語です。温かい心地よさや親密感・安心感みたいなニュアンスのある単語で、あったかい毛布に包まれて「ぬくぬくする」なんかにも使います。
ちょっと話が逸れましたが、”snuggly duckling” の意味は「ぬくぬくした子ガモ(アヒルの子)」ということですね。荒くれ者が集まる酒場の名前にしては可愛いすぎる名前です。
『塔の上のラプンツェル』の英語タイトルは?
映画の『塔の上のラプンツェル』の原題は英語で『Tangled』と言います。
“tangled” とは「もつれた、絡まった」という意味の形容詞で、髪はもちろんのこと、ケーブルやコード・糸・ひもなどが「もつれた(状態)」を表します。
- My necklace is tangled.
ネックレスが絡まっている - My hair gets tangled easily.
私の髪はもつれやすい(絡まりやすい)
みたいな感じですね。もつれを「ほどく」は “untangle” という動詞で表せますよ。
- Can you untangle this for me?
これ、解いてくれない?
「ラプンツェル」の英語の発音は?
英語で「ラプンツェル」の発音が出来なくても、ほとんどの人は全く困らないと思います。私は、娘が小さい時にママ友との会話に出てきて聞き取れませんでした…。
私「うちの娘はエルサが好きなの」
友達「うちの娘が一番好きなのはラプンツェルよ」
みたいな感じで「ラプンツェル」の発音を初めて知ったのですが「え?何て言ったの?」と聞き返してしまいました。そんな「ラプンツェル」の英語発音はこちらです↓
「ラパンゾォ」みたいな感じですね。”Rapunzel” というスペリングさえ知っていればそのまま読むだけなので、実は意外と簡単です。「ラプンツェル」を英語で言う機会がもしあれば、参考にしてみてください。
■いろんな動物の「子ども」を表す英語はこちらで紹介しています↓ “duckling” と同じ-lingのパターンで表す “gosling” の意味とは?
■東京ディズニーシーのピーターパンのエリアにあるレストラン名『ルックアウト・クックアウト』の意味はこちらで紹介しています↓