蚊に刺されたらめちゃくちゃ痒いですよね。花粉症の季節は目が痒くなったりもします。特に何もないのに、肌が痒くなったりすることってありませんか?あれって、何なんですかね?
今回はそんな「痒い」を英語で言う表現をお届けします。
定番表現と、ニュージーランドで私が初めて知った表現もあわせて紹介します!
「痒い」の定番 “itchy”
「痒い」と言えば、
itchy
という単語を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。「痒い」を表す時によく使われる形容詞ですね。
発音は /ˈɪtʃ.i/ なので、無理矢理カタカナで表すとしたら「イチー」みたいな感じです。
- My skin is itchy.
肌が痒い - I’ve got itchy eyes and a runny nose.
目が痒くて鼻水が出ています - I’m itchy all over.
全身が痒い - I have an itchy rash on my stomach.
お腹に痒い発疹が出ています
体の一部が痒い場合以外にも、服などが「痒みをもたらす」のような使い方もします。
- I cut the labels off because they were itchy.
タグが痒かったので切りました
日本語でも「タグが痒い」と言ったりするので同じですよね。
動詞の “itch” で表す「痒い」
そして、私がニュージーランドで初めて耳にして知ったのが、
itch
という動詞があるということです。例えば「どこが痒いの?」や「痒いところはどこ?」は、
- Where does it itch?
と言うんです。「どこが痛いの?」を “Where does it hurt?” と言うのに似ているなと私は感じたのですが、”hurt” は「痛む」という意味なので、”itch” は日本語的には変ですが「痒む」みたいなイメージが分かりやすいかもしれません。
- My back itches so bad.
背中がめっちゃ痒い - My skin itches constantly.
肌が常に痒い - Wool sweaters make me itch.
ウールのセーターを着ると痒い - Just looking at it makes me itch.
それを見ただけで痒くなる - Does it itch or is it painful?
それ、痒いの?それとも痛いの?
“I’m itching to 〜”、”itchy feet” の意味とは?
動詞の “itch” は「痒い」を表す時以外にも、
be itching to do something
というイディオムで使われることがあります。これは「痒い」とはちょっと違って、こんな意味になるんです↓
to want to do something very much and as soon as possible
ロングマン現代英英辞典
つまり「〜したくてうずうずしている」「〜したくてたまらない」という意味になります。
実は “itch” や “itchy” は「むず痒い」というムズムズしたニュアンスも含んでいるので、そのむず痒いイメージを膨らませていくと、何かをしたくてうずうずしている感じが想像しやすいかもしれません。
- I‘m itching to know what’s going to happen next!
次に何が起こるのか知りたくてたまらない
みたいな感じですね。
また、”itchy feet” も「同じ場所でじっとしていられない感じ」を表します。
get/have itchy feet
で「(今いる場所を離れて)違う場所に行きたい」という意味になるので、旅行に行きたくてうずうずしている感じや、今の仕事や環境から離れて違うことをしたい、なんかを表す時に使われますよ。
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