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週末に出かけたら、梅が咲いているのを見かけました。春はもうすぐそこですね。花粉症の方の中には、もうすでに症状が出ている人がいるかもしれません。
今年の花粉は昨シーズンよりもかなり多いと予想されているようです。
そこで今回は、そんな「花粉症」にまつわる英語表現を紹介したいと思います!
「花粉症」は英語でなんて言う?
そもそも「花粉症」って英語で何て言えばいいのでしょうか?
和英辞典を引いてみると、こんな単語が並んでいます。
- hay fever
- pollen allergy
- pollinosis
私は、この3つ目の “pollinosis” という単語を今回初めて知りました。調べてみると “pollinosis” は医学用語なので、普段の会話では使わないんですね。
周りの花粉症のニュージーランド人でこの単語を使っている人は誰もいませんでした。
「私、花粉症なんだ」と言う場合に最もよく使われているのは、1つ目の “hay fever” だと思います。
“hey fever” と間違えて書きやすいので注意してくださいね。”hay” が正解です。”hay” とは「干し草」の意味で、この “hay” が原因で鼻・のどがかゆくなったり、くしゃみ、鼻水に加えて熱っぽくなったことから “hay fever” と呼ばれたのがはじまりのようです。
なので、英和辞典には「hay fever=枯草熱」と書かれていたりしますが、現代では一般的に「花粉症」のことを指します。
「私は花粉症です」を英語で言うと?
「花粉症」の英語が分かったところで、次は「私は花粉症です」を英語にしてみましょう。
一番簡単なのは、
- I have hay fever.
- I’ve got hay fever.
です。「頭が痛い」を “I have a headache” と言うように、病気は “have” を使うと簡単に表せます。ただし、”I have a hay fever.” ではないので注意してくださいね。イギリス英語では “have” の代わりに “have got” を使うことも多いです。
- I’m suffering from hay fever.
と言うと「花粉症で苦しんでいる」というカンジがよく伝わります。
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他には、上の「花粉症」の表現で2番目に出てきた “allergy” を使って「花粉アレルギー」という言い方もあります。これも “have” を使って、
- I have allergies.
- I have a pollen allergy.
- I have an allergy to pollen.
などと言うことができます。”pollen” とは「花粉」の意味で(発音は /ˈpɒl.ən/)、”pollen allergy” は「花粉アレルギー」ということですね。”allergy” はちょっと発音が難しく「アレルギー」ではなく /ˈalədʒi/ なので注意してくださいね。
日本語では「花粉症で…」と言うのは至って普通のことですが、英語では “I have allergies( アレルギーなんです)” だけで済ませることも多いです。
花粉症で頭がボーッとしてしんどい…みたいな時には、
- My allergies are killing me!
なんかも使えますよ。症状が死ぬほど辛い、めちゃくちゃ苦しいみたいなニュアンスです。
アレルギーを英語で表してみよう
また、”allergy” の形容詞 “allergic” もとってもよく使われます。
“allergic” を使って「花粉アレルギーです」を表すと、こうなります↓
- I’m allergic to pollen.
発音は /əˈlɜː.dʒɪk/ で、アクセントの位置が “allergy” とは変わるので注意してくださいね。
具体的に花粉の種類を言いたい場合には、上の例文の “pollen” を “Japanese cedar pollen(スギ花粉)” や “Japanese cypress pollen(ヒノキ花粉)” に置き換えて言えばOKです。
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さらに、”allergy” や “allergic” を使った表現は「花粉症」だけでなく、食べ物のアレルギーを表すこともできるので、覚えておくととても役に立つ表現です。
例えば「私は卵アレルギーです」と言う場合には、
- I’m allergic to eggs.
- I have an allergy to eggs.
- I have an egg allergy.
で表すことができます。食べ物の場合は「アレルギーなの」とわざわざ言わずに、”I can’t eat peanuts.” のように言うこともありますよ。
“I don’t eat 〜.” なら単に嫌いで食べなかったり、習慣的に食べないということですが、”I can’t eat 〜” となると、理由があって食べられないというニュアンスです。
ただ、深刻な食べ物アレルギーの場合は、ハッキリと「アレルギーがあります」と伝えた方が安全なので、
- I can’t eat nuts. What can I have off your menu?
ナッツ類が食べられません。メニューの中でどれが食べられますか?
などと店員さんに聞いてみるといいと思います。
そして「何かアレルギーはありますか?」「食べられないものはありますか?」と人に聞く表現は、
- Do you have any allergies?
- Is there anything you can’t eat?
などがよく使われますよ。
また、上で紹介した表現は動物アレルギーや金属アレルギーにも使えるので、
- 私、猫アレルギーなの
I’m allergic to cats.
I have cat allergies.- 私は金属アレルギーです
I’m allergic to metal.
I have metal allergies.
みたいにいうことができます。金属アレルギーは種類にもよりますが、最も原因になりやすいとされている “nickel” に反応する場合、”I’m allergic to nickel.” と言うこともありますよ。
とにかく “allergic” は日常的にとてもよく出てくる単語なので、発音できるようにしておきたいですね。
「ハクション」は英語でなんて言う?

最後に、ちょっとだけ豆知識を。
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「くしゃみ」「くしゃみをする」は英語で “sneeze” ですよね。では「ハクション」は英語で何と言うでしょうか?
正解は “Achoo!” と言います。読み方は「アチョ〜」ではないですよ。/əˈtʃuː/ です。他にもスペル違いで “Ahchoo!”、”Atishoo!” と書く場合があります。
近くの人がくしゃみをした時には “Bless you!” と言ってあげるのも忘れずに。もし自分がくしゃみをしてこう言われたら “Thank you” と返しましょう!
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