今は気候がいい時期なので、子どもと公園に行く機会も多いのですが、もうすでに蚊がブンブン飛び回っています。
絶対に蚊に刺されたくないので、最近になってポータブル蚊取り線香も購入してみました。
そこで今回はこれからの季節に出番の多そうな「(虫や蚊に)刺される、噛まれる」を英語で何と言うのか、まとめてみました!
虫に「刺される」「噛まれる」を英語で言うと?
あなたは蚊や虫に「刺される」と言いますか?それとも「噛まれる」ですか?
「蚊に刺される」と表現するのが一般的だと知った時に衝撃を受けた私は「蚊に噛まれる」派です。「蚊に食われる」と言う人もいますよね。
それはさておき、次は、こういった「(虫や蚊に)刺される、噛まれる」を英語で何と言うのか見てみましょう!
虫・蚊に「刺される、噛まれる」を英語で表すには、大きく分けて2つのパターンがあります。
- 動詞の bite (sting) を使う
- 名詞の bite (sting) を使う
それぞれ、例文を挙げて見ていきましょう。
動詞の “bite” を使った「虫・蚊に刺される」
動詞の “bite” は「噛む」という意味ですよね。
日本語では「蚊に刺される」と言いますが、英語では “bite” を使って「噛まれる」と表現するんです。例えば「蚊に刺された」は、
- I‘ve been bitten by a mosquito/mosquitoes.
- I was bitten by a mosquito/mosquitoes.
- I got bitten by a mosquito/mosquitoes.
と受け身にすればOKです。”bite” は bite-bit-bitten と不規則に変化する動詞なので、受け身は過去分詞の “bitten” を使います(アメリカ英語では “bit” を過去分詞として使うこともあるようです)。
“by” の後ろを入れ替えると「トコジラミ(bed bug)」「クモ(spider)」「ダニ(mite)」「マダニ(tick)」なんかにも使えますね。何か分からない虫に刺された場合は、
- I got bitten by some kind of bug.
何かの虫に刺された(噛まれた)
みたいに言えますよ。もしくは、受動態を使わずに、
- A mosquito bit me on the cheek.
蚊が私の頬を刺した→蚊に頬を刺された
と「蚊」を主語にして言うこともできます。
名詞の “bite” を使った「虫・蚊に刺される」
次は名詞の “bite” を使って表す「虫・蚊に刺される」の表現です。
「蚊に刺された」を英語にしようとすると、どうしても動詞を使って表したくなりますが、実は名詞の “bite” を使うこともとっても多いんです。
“bite” とは「虫や動物による噛み傷」のことで「虫刺され」は “insect bite” や “bug bite” とも言います。この “bite” を使った例文をいくつか挙げると、
- I got a mosquito bite.
蚊に刺された(複数なら bites) - I got lots of mosquito bites.
たくさん蚊に刺された - I got insect bites all over.
体中に虫刺されがあります(体中を虫に刺された) - I have a bug bite on my forehead.
おでこに虫刺されがあります(おでこを虫に刺された)
■「虫除けスプレー」を英語で言うと?
「蜂・クラゲに刺される」は “sting” で表す
同じ「刺す」でも、蚊ではなく「蜂が刺す」は、必ず “sting(刺す)” という単語を使います。なので「蜂に刺された」は、
となります。”sting” は sting-stung-stung と変化するんでしたよね。
これも受け身にせずに、
- A bee/wasp stung me.
蜂が私を刺した→蜂に刺された
と言うこともできますよ。”bee” と “wasp” の違いはこちらで紹介しています↓
蜂以外にも「クラゲ」に刺された場合も同じ表現でOKです!
- I got stung by a jellyfish.
クラゲに刺されました
また、この “sting” も名詞として使える単語で「刺し傷」を表します。
なので「蜂の刺し傷=bee sting」を使って「蜂に刺される」を表すこともできますよ↓
毛虫に刺された傷は “caterpillar sting(s)” や “caterpillar rash” と言うことも多いです。”rash” は「発疹」ですが、日本語でも「毛虫皮膚炎」と言うそうなので、それと同じニュアンスですね。
「蚊」を表すスラングとニュージーランドの「サンドフライ」
「蚊」を表す英単語と言えば、上でも紹介した “mosquito” ですよね。
ニュージーランドやオーストラリアでは、実は他にも呼び方があるんです。それが、
mozzie(複数形 mozzies)
です。よくオーストラリアスラングとして紹介されていますが、ニュージーランド人もよく使います。
- There are lots of mozzies around.
蚊がたくさんいるよ
“mosquito bite(s)” のことも “mozzie bite(s)” と言いますよ。
また、ニュージーランドでは水辺の近くに、蚊によく似た、
sandfly(サンドフライ)
という「ブヨ(ブユ?)」みたいな小さな虫がいます。名前の通りハエの一種なのですが、これに刺される(噛まれる)と我慢できない痒みに襲われます。
さらに、びっくりするほど腫れます。どれぐらい腫れるかと言うと、直径10cmぐらいの範囲で腫れることもザラです。噛まれた周辺が赤く熱を持って、パンパンに腫れ上がります。
私はニュージーランドの温泉で働いていた時に、何度も何度も噛まれていたのでそれほど腫れなくなりましたが、それでもあの痒みはもう二度と経験したくないです。ニュージーランドを夏に旅行される方は虫除けは必須です!もし噛まれてしまったら、日本の虫刺され薬ではほとんど効かないので、現地の薬局で薬を買いましょう。
最後はかなりマニアックな話になってしまいましたが、先に紹介した「蚊に刺される」「蜂に刺される」の表現はどれも基本的なものなので、ぜひ覚えておきたいですね。
■「薬局」の英語表現はこちら↓
■「虫除けスプレー」は英語で何て言う?