「虫除け」「虫除けスプレー」は英語で何て言う?

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先日は「蚊に刺される」を英語で何と言うのかを紹介しました。

そこでふと思い出しました。ニュージーランドの温泉施設で働いていた時に、お客さんから「虫除けってありますか?」と英語でよく聞かれたんです。

では「虫除け」って英語で言えますか?

「虫除け(スプレー)」の英語とあわせて「蚊取り線香」の英語表現もお届けします!

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「虫除け」「虫除けスプレー」を英語で言うと?

「虫除け」は英語で、

insect repellent

と言います。”insect” は「昆虫、虫」ですね。

“repellent” はあまり馴染みのない単語かもしれません。私はニュージーランドで暮らし始めてから知った単語ですが、/rɪˈpelənt/ と発音します。”repel” という動詞から来ていて「寄せつけない、はねのける」という意味があります(日常的にそれほど使われる単語ではありません)。

また、”insect repellent” 以外にも、

bug repellent
mosquito repellent

とも言います。”insect” を “bug” に言い換えただけで、意味は同じです。”mosquito repellent” は「蚊除け」ですね。

これらは「虫除けスプレー・ミスト・ジェル・ロールオン」など、どのタイプにも使える表現ですが、シンプルに「虫除けスプレー」と言うなら、

bug spray

という言い方もあります。ただ、これは「殺虫剤スプレー(insecticide)」の意味で使われることも多いかなというのが個人的な印象です。

Mosquito repellent

そして、虫除けを「塗る」は口語では “put on” や “use” で表すことが多いです。他には “apply” も使われますが、こちらは書き言葉でよく使われるかたい表現です。

  • Make sure you put on some insect repellent.
    虫除けを塗るのを忘れないで(必ず虫除けを塗ってね)
  • Use insect repellent if you don’t want to get bitten.
    蚊に刺されたくなかったら虫除けを使いましょう(虫除けスプレーをしましょう)
  • To apply to face, spray on hands and rub on.
    顔に塗る際は手にスプレーしてから塗ってください

ちなみに、刺された後に塗るムヒのような「虫刺されの薬」は英語で、

  • anti-itch cream:痒み止めクリーム
  • insect bite cream/ointment:虫刺されクリーム/軟膏
  • cream/ointment for insect bites:虫刺されクリーム/軟膏

のような表現をよく耳にしていました。海外の薬局で「虫刺され薬はありますか?」と聞く場合は、

  • Do you have anything for insect bites?

なんかでも通じますよ。

「蚊取り線香」を英語で言うと?

「蚊取り線香」って日本の夏!というイメージで、海外では売ってないような気がしませんか?

それが、ニュージーランドでは売っているんです!アウトドアで使う人が多いのか、アウトドアショップやDIYストアで売られていました。

そんな「蚊取り線香」は英語で、

mosquito coil(s)

と言います。”coil” とはぐるぐる巻いたもののことを表すので、”mosquito coil” は見た目から来た呼び名ですね。

ちなみに、普通の「お線香」は “incense stick(s)” と言いますよ。

“insect repellent” がなぜ「虫除け」になるのか

ここでまた “insect repellent” に話を戻しましょう。

先ほどサラッと “repellent” は “repel” という動詞から来ている、と紹介しました。では、”repel” の後ろに付いている “-ent” って何?と疑問に思った方はいませんか?

この “-ent” は「接尾辞(suffix)」と呼ばれるものの一つで、単語の後ろにくっついてある特定の意味を加えたり、品詞を変えたりするものです。

例えば、有名なところでは、形容詞に接尾辞 “-ness” がつくと、その状態を表す名詞を作ります(happiness、sadness など)。

そして、”-ent” という接尾辞はこんな意味を表すんです↓

someone or something that does something, or that has a particular quality

ロングマン現代英英辞典

形容詞と名詞の両方を作ることができる接尾辞で、形容詞の場合は「〜な」という性質を表します。

  • 例:differ(異なる)+-ent → different(異なった)

名詞を作る場合には「〜をする人・もの」を表します。

  • 例:reside(居住する)+-ent → resident(居住者)

これと同じように “repellent” を分解してみると、

repel(寄せ付けない、はねのける)+-ent(〜する物) → repellent

なので “insect repellent” は「虫を寄せつけない物→虫除け」 になるんですね。

接尾辞(接尾語)や接頭辞(接頭語)は単語の意味を推測する時の手がかりになるので、覚えておくと役に立つことがありますよ。

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