“plenty of” の意味と使い方。“a lot of” との違いは?

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

「たくさんの」を表す表現ってたくさんありますよね。パッと思い付くのは “many”、“a lot of”、“lots of” などがあるかと思います。

今回はそれ以外の “plenty of 〜” を使った「たくさんの」を取り上げたいと思います。

結構よく使われるので耳にしたことがある方も多いと思いますが、“many” や “a lot of、lots of” との違いは何なのでしょうか?

メルマガに登録

記事の更新のお知らせをメールでお知らせします。配信時間は12時と19時頃です。
お名前の登録は必須ではありません。メールアドレスだけでも大丈夫です。
登録フォームの仕様で、お名前の名と姓が英語と同じになっています。ご注意ください。
目次

“plenty (of 〜)” の意味とは?

“plenty of 〜” を「たくさんの〜」と覚えている人もいるかもしれませんが、実は単なる「たくさんの」とはちょっと違うんです。

“plenty” の意味は、こうです↓

(the state of having) enough or more than enough, or a large amount

Cambridge Dictionary

つまり「十分な」や「必要な分より多い」「たっぷり」「豊富な」というのが “plenty” の意味です。

“plenty of” の使い方

“plenty of” は口語でよく使われます。“of” の後ろに入るのは【数えられる名詞】【数えられない名詞】のどちらでもOKです。
このあたりは “a lot of” や “lots of” と同じですね。

ただ、よく耳にする使われ方としては【数えられない名詞】が入ることが多いような印象があります。

例えば、“plenty of” と言えばこれ!というぐらい絶対に知っておきたい組み合わせは “time” です。

  • No need to hurry. There’s plenty of time.
    急ぐ必要はないよ。時間はたっぷりあるから
  • My dad is retired, so he’s got plenty of free time.
    父は定年退職しているので自由な時間がたっぷりあります
  • You need to allow plenty of time to get to the airport.
    時間に十分余裕を持って空港に到着してください

みたいな感じですね。

さらに “plenty of” の使い方をもう少し挙げてみると、

  • Drink plenty of fluids to stay hydrated.
    脱水症状にならないよう、たっぷり水分をとりなさい
  • My bedroom gets plenty of morning sun.
    私の寝室は朝日がたっぷり入る
  • The hotel room was clean and comfortable with plenty of space.
    ホテルの部屋は清潔で快適でとっても広かった

どれも “a lot of” で表すこともできますが、“plenty of” を使うことで「十分な」「十分よりも多い」「たっぷり」というニュアンスを表しています。

“plenty” は代名詞としても使える

さらに、“plenty” は単独で「たくさん」という代名詞としても会話によく登場します。

例えば「もう少し紅茶いかがですか?」「もう十分いただいたので結構です」みたいな場合には、

  • Would you like some more tea?
    –No, thank you. I’ve had plenty.

のように言えるんです。もしくは同じシチュエーションで「少しだけいただきます。(注いでもらいながら)はい、もうこれで十分です」と言う場合にも “plenty” が使えて、

  • Would you like some more tea?
    –Just a little, please. Thank you. That’s plenty.

みたいな “That’s plenty.” というフレーズもとてもよく耳にします。

さらに、こんな場面を想像してみてください。お財布を失くしてしまって、友達に「お金かして」と頼んだら「10ドルしか持ってないんだ」と言われたとします。でも、帰りの電車賃やバス代だけ借りられれば十分だったとしたら、

  • Ten dollars should be plenty.

と言えるんですね。10ドルというお金は決して「たくさん」ではないですが、バスに乗るには十分すぎる金額なので “plenty” が使えます。“plenty” の “enough, more than enough” というニュアンスがよく表れた使い方だと思います。

“plenty of” と “a lot of” の違い

“plenty of” も “a lot of” もどちらも「たくさんの」ですが、“plenty” には “enough” というニュアンスがあることがポイントですね。

では、最後に。以下の2つの文のうち、どちらかは正しくありません。正しいのはどちらだと思いますか?

  1. I have a plenty of time.
  2. I have a lot of time.

簡単でしたね。正しいのは2番の “I have a lot of time.” だけです。
1番は何が間違っているのかというと、“a plenty of” という部分です。“plenty of” に “a” は付きません。“I have plenty of time.” なら、こちらも正解ですね。

ちょっと紛らわしいのでご注意を!

■“many” と “a lot of” の違いはこちらで詳しく紹介しています↓

数にまつわる英語表現

以下のコラムでは「数」にまつわる英語表現を紹介しています。ぜひあわせてご覧ください!

■英語ではとてもよく使われる “dozen” という単位。その使い方とは?

■文章の中で「6つの」を表す場合には “6” と “six” のどちらを使う?

■「$4.20」は “four dollars and twenty cents” とは読まない?

■桁の大きな数字の読み方のおさらいはこちら↓「987,654」をきちんと読めますか?

よければシェア・保存してね
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次