6?six?英語の数の書き方のルールおさらい

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英語で数を書く場合、アラビア数字で書くのかアルファベットで表現するのか、迷ったことはありませんか?

また「34」のような2桁の数字をアルファベットで書く場合には “thirty four” なのか “thirty-four” なのか、自信を持って答えられますか?

その他にもいくつかある【文章の中で数を表現する時の注意点】をまとめてみたいと思います。

この記事の目次

英語での数の表記にはルールがある

私は、ニュージーランドの語学学校に通い始めて、それまでに何も知らずに自由に書いていた「数の表現」を先生から指摘されたことがありました。

宿題の練習問題の答えに書いていた文章の中に「数」の表現があったのですが、書き方が間違っていると言われたんです。

それまでにどこかで習ったのかもしれませんが、恥ずかしながら「えー、そんなの知らなかった」という発見があったので、それを書いてみたいと思います。

1桁の数字はアルファベットで書く

文章の中に出てくる数の表記には、基本的にこんなルールがあると言われています。

  • 「0」から「9」まで → アルファベットで書く
  • 「10」以上 → アラビア数字で書く

文中に1桁の数字が出てきた時、アラビア数字で書いている人って結構いるような気がしますが、1桁の数字は基本的にアルファベットで書く(=spell out:スペルアウトといいます)という決まりがあります。例えば、

  • I have three daughters.
    (× I have 3 daughters.)
  • I work five days a week.
    (× I work 5 days a week.)
  • I have lived in Tokyo for seven years.
    (× I have lived in Tokyo for 7 years.)

そして「10以上」になるとアラビア数字(Arabic numeral)が登場します。

  • I worked more than 10 hours yesterday.
  • I have been to 23 countries.
  • There were 125,670 people in the room.

また、”million” ぐらいの桁になると「アラビア数字+単位の単語」が使われることが多いです。

  • 50 million(× 50,000,000)

でも実は「1桁の数字はスペルアウトする」というルールにも例外がいくつかあります。それは、こんな場合です。

  • 年齢を表す場合:3 years old
  • 日付を表す場合:October 7
  • 金額を表す場合:$5
  • パーセンテージを表す場合:8 per cent

また、他にも長さやスピードなどの単位がつく場合には、見やすさを考慮してアラビア数字が使われることがあります。

文章をアラビア数字で始めてはいけない

「10」以上はアラビア数字で書くと上で紹介しましたが、それにも大きな例外があります。それが次に紹介するルールです。

文章をアラビア数字で始めてはいけない

という決まりがあるんですね。書き出しが「10」以上の数字になる場合にはスペルアウトしなくてはいけません(=アルファベットで書かないといけません)。

例えば「20人がその会議に出席した」を表す文章を書く場合、

  • Twenty people attended the meeting.
    (× 20 people attended the meeting.)

のように書きます。あるいは、数字が大きくて冗長になってしまう場合には数字で始まらないように文章を組み直すこともあります。

例えば、過去のニュースにこんな文がありました↓

  • There were 93 people killed in crashes in 2021

“93 people were killed in crashes” とも言えますが、文の最初に数字が来てしまうので “There were 〜” で始まる文章になっているのかもしれませんね。

2桁の数字は必ずハイフンでつなぐ

「21」以上の2桁の数字をスペルアウトする場合、例えば「25」なら “twentyfive” が正しい書き方になります。それは、

「 21」以上の2桁の数字をスペルアウトする場合はハイフンでつなぐ

というルールがあるからなんです。

そんなの当たり前だよ!と思う方もいらっしゃると思いますが、私が通っていた語学学校の先生は「このハイフンを抜かしてしまう生徒がすごく多い」と言っていました。

もちろん「30」「40」「50」などのように “-ty” で終わる2桁の数字には必要ないですが、その他の2桁の数字、例えば、

  • 34 → thirty-four
  • 55 → fifty-five
  • 97 → ninety-seven

のような場合はハイフンが必要になります。

  • Twenty-three people were injured in the crash.

といった感じですね。

その他にもある「数の表記のルール」

上で紹介した3つのルールはどれも基本的なものですが、他にもいろいろなルールがあります。いくつかを挙げてみると、

  • 小数点があるときはアラビア数字で書く
    2.5 kilometres、7.5 hours、12.4 per cent
  • 「◯時ちょうど」はスペルアウトする
    five o’clock、at seven
  • 数字が連続する場合は、どちらかを数字、もう一方をスペルアウトする
    two 50-cent coins、three 5-year-olds

今回紹介したものはわりと支持されているルールばかりですが、実際にはいくつかの違う基準が存在しているので、これが絶対に正しい!というものではありません。

例えば「0-9」ではなく「0-100」までスペルアウトしたほうがいいとする基準もあるようです。また、見やすさ・読みやすさがルールよりも優先されることが実際にはあります。

また、フォーマルな文章や試験、学術的な論文ではきっちり使い分けた方がいいものの、普段のカジュアルなメールやテキストメッセージではそこまで厳格にする必要はないかもしれません。

ただ、上で紹介した中の大きな3つのルール、

  • 1桁の数字はアルファベットで
  • アラビア数字で文章を始めない
  • 2桁の数字をアルファベットで書く時はハイフンでつなぐ

は基本ルールなので、文章を書くときに少し思い出してもらえたらいいなと思います。

■「2つで5ドル」みたいにPOPに書く場合は算用数字でOK!

「数」にまつわる英語コラムはこちら

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