スーパーやお店で物を買うとき、1つではなく2つ買ったら安くなることってありますよね。例えば、
「2個で100円」「2個目は半額」や「1個買うともう1つ無料でもらえる」みたいな売り方があったりします。
これって英語でどう言うのでしょうか?
また「500円お得(500円引き)」みたいに書いてあることもありますが、今回はこれらのセールス文句でよく使われる英語表現をお届けします!
「2個で100円」を英語で言うと?
「2個買うと100円」「3つで1000円」みたいな売り方がありますよね。
では「2個で100円」って英語でどう言うのでしょうか?これは、こんなふうに表します↓
2 for 100 yen
もちろん数と金額を入れ替えるとどんな「○個で△円(ドル)」が表せます。
海外のスーパーでもよく「2 for $5」「3 for $10」みたいに書いてあります。
読み方はきちんと読むと “two for five dollars” ですが、 分かりきっている場合は “two for five” のように “dollars” を省いて言うことも多いです。
「2個で100円(1個なら70円)」を英語で言うと?
では「1個70円、2個で100円」は英語でどう言えばいいでしょうか?
「1個70円」は「70 yen each」と言えるので、
70 yen each or 2 for 100 yen
1 for 70 yen or 2 for 100 yen
みたいに言えます。英語でも「2 for $4 ($2.99 each)」なら、
- How much are your pineapples?
−(They’re) 2.99 each or 2 for $4
みたいに言われます。読み方は “two ninety-nine each or two for four (dollars)” となります。
「どれでも3個500円」を英語で言うと?
ちょっと応用して、同じ商品を複数買うのではなく種類が違う「お好きな組み合わせ」のパターンを見てみましょう。
例えば、フレーバー違いで5種類ある商品のうち「どれでも3個で500円」みたいな場合や、ワゴンの中にあるいろんな種類の商品から「どれでも3つ500円」みたいな、組み合わせ自由な場合は英語でどう言えばいいでしょうか?
これは難しく考えずに、”any” をつけるだけでOKなんです。
any 3 for 500 yen
で「どれでも3つで500円」を表せます。
特に洋服の場合によく使われるのは “mix and match” で「mix and match 2 for $50」と書かれていれば、Tシャツ・パンツ・パーカーなど種類が違っても組み合わせ自由で2つ50ドルということです。
「1個買うと2個目半額」は英語で?
次は「1個買うと2個目は半額」です。
これも洋服のショップに書かれてあることが多いですが、これは英語で書くといくつかのパターンがあります↓
buy 1 get 1 half price
buy one get one half price
buy one get one 1/2 price
buy one get one 50% off
buy one get the second half price
Buy 1 Get 2nd 50% off
靴やメガネ・サングラスの場合は “pair” を使って「second pair half price」や「50% off second pair」とだけ書かれていることが多いように思います。
「2個買うと30%オフ」を英語で
ファッション関連の店でよく見かける「2個買うと30%OFF」みたいなセールがありますよね。
店頭のPOPでは「2BUY 30%OFF」みたいに書かれているのを目にしたことがあるのですが、英語ではこうは言いません。正しくは、
BUY 2 GET 30% OFF
と言います。
ポイントは「2 BUY」ではなく「BUY 2」の語順になることです。ちょっとしたことですが、逆になるだけでとても違和感があるので注意しましょう!
「1個買うと1個無料(もらえる)」を英語で
ハンバーガーチェーンやピザ屋さんなんかでは、1つ買うともう1つタダでもらえたりすることってありますよね。
これは英語で言うと、どうなると思いますか?これも上と同じように “buy” と “get” を使って、
buy one get one free
buy 1 get 1 free
と言います。日本では「1BUY 1GET」みたいな表現もあるようですが英語としては正しくないので注意してくださいね。
他にも、飲食店で平日の集客のために「2人分の食事を1人分の値段で提供」みたいなプロモーションをしている店もありますよね。こういったものは “2 for 1 deal(s)” と呼ばれ、
2 for 1 〜
という表現がよく使われます。「2 for 1 pizzas」「2 for 1 tacos every Tuesday night」みたいな感じですね。
「○円引き」「○円お得」を英語で言うと?
最後にスーパーなどで見かける「○円引き」や「○円おトク」の表現を紹介しましょう。
“discount” という単語が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、これは、
save 500 yen
のように “save” で表すことがとても多いです。「○円節約する」というニュアンスですね。
私がいつも行くスーパーでは、安くなっている商品の棚に貼ってある値段表示の下の方に小さく「save 99¢」みたいに値引額が書かれています。また、
Spend & Save
もよく使われるセールス文句で、支払い金額が多ければ多いほど値引き額がアップします。例えば、100ドル分買うと10ドル引き、200ドルなら30ドル引き、300ドルなら50ドル引きみたいなプロモーションです。
今回は安売りの値段の表し方を紹介しました。コロナで海外に行ったり、海外からのお客さんの接客機会も減っていると思いますが、どこかで役に立てば幸いです。
また、英語で文章を書くときには、一桁の数字はスペルアウトする(=アルファベットで書く)というルールがありますが、POPなどの視覚に訴える場合は算用数字がよく使われます。そのほうがパッと目に入りやすいですよね。
■値段・金額の読み方はこちらで詳しく紹介しています↓
■「合計は〜円です」を英語で言うと?
■「○○売り場」「レジ」を英語で言うと?