SuicaやPASMO、ICOCAのようなカードを持っていますか?
私は日本で移動するときにはもっぱらモバイルSuicaです。
これらのカードは残額が少なくなったら再び入金して使いますよね。これを「チャージする」と言ったりしますが、ニュージーランドでは “charge” とは言わないんです。
「チャージする」は英語で “top up”
ニュージーランドの大きな都市では、都市ごとに違う交通系のICカードがあります。
「ICカード」は “smart card” と呼ばれたりしますが、交通系のICカードに「チャージする(入金する)」を表す場合には、ニュージーランドではほとんどと言っていいほど、
top up
が使われます。この “top up” とはイギリス英語圏でよく使われる表現のようで「つぎ足す」というのが元々の意味です。
カードの残額が少なくなってきたときに、お金をつぎ足して残高を増やす、というイメージですね。
“top up” で表す「チャージする」「チャージ」
“top up” は上の交通系ICカードだけでなく、スタバのギフトカードのように繰り返し入金できるプリペイド式のカードの「チャージする」などにも広く使えます。
- I’d like to top up this card.
このカードにチャージしたいのですが - The minimum amount you can top up is $5.
最低5ドルからチャージできます - You can top up your card at a ticket machine.
券売機でチャージできますよ
ニュージーランドでは携帯電話をプリペイド式で使っている人も多いので、携帯電話の自分のアカウントにチャージする(入金する)ときにも “top up” を使います。
- I need to top up my mobile.
携帯電話のクレジットをチャージしないと
そして、名詞の「チャージ」は “top-up” や “top up” で表されます。
- Your top up was successful.
チャージが無事完了しました
また、残額が一定額を下回ったら事前に設定しておいた金額が自動でチャージされる「オートチャージ」も、ニュージーランドでは “auto top-up” と呼ばれています。
その他の「チャージする」の英語表現
“top up” 以外にも「チャージする」を表すときに使える表現をいくつか挙げてみましょう。まずは、
put money
です。「入金する」をそのまま英語にしたような感じですよね。
- I’d like to put some money on my Suica.
Suicaにチャージしたいのですが - I’d like to put $100 on my card.
私のカードに100ドルチャージしたいです
その他にも、
add credit
というのも耳にしたことがあります。
- You can add credit to your card using a top-up machine.
チャージ専用機でチャージ(クレジットを追加)できますよ - I need to add credit to my PASMO.
PASMOにチャージ(クレジットを追加)しないと
“add credit” の代わりに、”add value” と言うこともできますが、いずれにしても、”put” で表す場合には “on my card”、”add” で表す場合は “to my card” になるのがポイントです。
ちょっとややこしいですが、口に出して覚えてしまいましょう!
「チャージする」は英語で “charge” ではない?
日本語の「チャージする」の意味でネイティブが “charge” を使っているのは、私の周りでは耳にしたことがありません。
インターネットで調べてみると、見かけないこともないので完全な間違いではないと思いますが、”charge” には「請求する」という意味があったり、他の意味もあるので通じにくいかもしれません。
ニュージーランドの人たちは今回紹介した表現(特に “top up”)をよく使っているので、特にイギリス英語圏では覚えておくと生活に役立つ表現です。
英語の “charge” の大事な意味と使い方については、以下のコラムで紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
「タッチする」を英語で言うと?
SuicaやPASMOを改札に「タッチする」の英語表現は以下のコラムで紹介しています。ぜひあわせてご覧ください!