「〜の」に “of” が使えないのってどんな時?

ジョージマイケルさん追悼。”Last Christmas” は「最後のクリスマス」じゃない
「高い・安い」は “expensive/cheap” だけじゃない
日付を英語で正しく書けますか?

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英語で「〜の」を表すとき、真っ先に思い浮かぶ前置詞は “of” ではないでしょうか。
例えば「屋根の色」は “colour of the roof”、「店の名前」は “name of the shop” のような感じですね。

では、下の4つの文章を英語にしたらどうなるでしょうか?

  1. そのドアの鍵持ってる?
  2. これがその質問の答えです
  3. 彼女は市長のアシスタントです
  4. 彼はフランスの日本大使です

このコラムのタイトルに出てしまっていますが、実はこれらの「〜の」に “of” は使われずに、4つともある1つの前置詞を使って表します。

一体、どんな前置詞だと思いますか?

“of” 以外の「〜の」を表す前置詞とは?

その前置詞とは “to” なんです。
早速、上の4つの例文を英語にしてみましょう。

  1. Do you have the key to the door?
  2. This is the answer to the question.
  3. She is an assistant to the mayor.
  4. He is the Japanese ambassador to France.

となります。この “to”、すんなり思い浮かびましたか?

私は初めてこの “to” の使い方を 知った時に「なんで?」と思ったのですが、英英辞書を引いてみたら「なるほど!」とすごく納得したのを覚えています。

前置詞の “to” には「〜に」「〜へ」という意味だけではなくて、日本語になおすと「〜の」になってしまう意味もあるんです。

「〜の」と訳される “to” の意味と使い方

この “to”、英英辞書ではこんなふうに定義されています。

used to show a relationship between one person or thing and another(オックスフォード現代英英辞典

used to indicate how people or things are related, connected, etc.(Merriam-Webster learner’s dictionary

前置詞の “to” は2人の人間や2つの物事の関係性を表す時に使われるようですね。
先ほど登場した4つの例文をもう一度見てみましょう。

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  • そのドアの鍵持ってる?
  • これがその質問の答えです
  • 彼女は市長のアシスタントです
  • 彼はフランスの日本大使です

「ドアと鍵」「質問と答え」「市長とアシスタント」「フランスと日本」、確かに2つのものには関係・関連がありますよね。

schluessel

そして、この “to” のニュアンスが分かれば、日本人が間違えてしまいがちなあんな文章もすんなり理解できると思います。

“to” は「〜と」と訳されることもある

「トムはジェシカと結婚している」

これを英語にすると “Tom is married with Jessica.” にしてしまいそうになりませんか?
でも正解は、

  • Tom is married to Jessica.

なんです。この “to” も「誰と結婚しているのか」という関係を示していると考えると、スッと納得できると思います。
では、”be married with 〜” は間違った英語かと言うと、実はそうでもないんです。英語としてちゃんと成立しているんです。次の文章はどんな意味だと思いますか?

  • Tom is married with a child.

「トムは子どもと結婚している」と訳してしまうと、ちょっとおかしなことになってしまいますよね…。

実はこれは「結婚して子どもが1人いる」という意味なんです。「結婚している」という状態を表しつつ「子どもを1人もっている」という状態も表しているんですね。
“be married to” と “be married with” の違いはスッキリしましたか?意外と間違えやすい「(〜と)結婚する」「結婚している」の表現は、こちらも参考に↓

今回紹介した前置詞 “to” の使い方は、意識してみると結構いろんなところに出てくるので、ぜひ覚えておくといいと思います。

■「〜の」を表す “of” と “〜’s ” の使い分けはこちらのコラムで紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください↓

永遠の悩み?前置詞にまつわるコラム

前置詞ってちょっとややこしい…とお悩みの方。こちらのコラムもお役に立てるかもしれません!↓





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