“so that” というフレーズ、学校で習いましたよね。
では、会話の中で “so that” を使えていますか?
“so that” の使い方はおもに3つありました。
①〜 so that …
② 〜, so that …
③so 〜 that …
それぞれ意味と使い方が違うのですが、私が友人と話していて気付いたのは、①の “so that” が会話でとてもよく使われるということです。
そして、日本人が意外と使えていないのも①ではないかと思います。
なので、今回は①の “so that” を取り上げたいと思います!
“〜 so that …”、いつ使う?
“〜 so that …” の使い方の前に、以下の2つの文章を英語で言うとしたら、あなたならどう言うか少し考えてみてください。
- (レストランで)「シェアするので取り皿2つもらえますか?」
- 「子どもたちともっと一緒に過ごせるように在宅勤務を選びました」
こんな「〜するために」には、”to+動詞(の原型)” を使うことが多くないですか?
- Can we have two extra plates to share?
- I chose to work from home to spend more time with my kids.
みたいな感じです。”to+動詞” は使いやすいので、私自身も「〜するために」と言うときには “to …” ばかり使っていました。
ただ、この “to+動詞” で表しがちな場面で、ネイティブは “〜 so that …” をとってもよく使うんです。
“〜 so that …” の意味と使い方
“〜 so that …” の意味は、英英辞書にこんなふうに書かれています↓
used to show the purpose of something
(オックスフォード現代英英辞典)
「〜です」と先に言っておいて、その後ろに「…するために/…するように」という目的が来るんですね。なので、上に出てきた例文は “〜 so that …” を使うと、こんなふうに言うことができるんです↓
- Can we have two small plates so (that) we can share?
シェアするので取り皿2つもらえますか? - I chose to work from home so (that) I can spend more time with my kids.
子どもたちともっと一緒に過ごせるように在宅勤務を選びました
“so” の後ろの “that” は普段の会話では省略することがほとんどです。
でも、そうすると “to+動詞” と “〜 so (that) …” のどっちを使ったらいいか悩みますよね。実は、ちょっとしたポイントがあるんです。
“〜 so (that) …” と “to …” の使い分け
“so (that) …” と “to …” の使い分けは、こんなことがEnglish Grammar in Useに書いてありました。
We use so that (not to …) especially
- when the purpose is negative (so that … won’t/wouldn’t)
- with can and could (so that … can/could)
つまり「〜しないように」「〜する/できるように」と言うような場面でよく使われるんですね。
- I’ll write it down so I won’t forget.
忘れないように書き留めるよ - We left home early so we wouldn’t get stuck in traffic.
渋滞に巻き込まれないように早めに家を出ました - Speak up so everyone can hear you.
みんなに聞こえるように大きな声で話しなさい - I’ll leave the door unlocked so you can come in.
あなたが入って来られるようにドアの鍵は開けたままにしておくね
みたいな感じです。私が感じるのは、”〜 so 人 can/could …” という形は会話で本当によく出てくる印象です。
これまで「〜する/できるように」に “to 〜” ばかり使っていた方はぜひ意識して使ってみてくださいね!
他の “so that” の意味と使い方
ちなみに、冒頭でちらっと出てきた “〜, so that …” と “so 〜 that …” の意味はそれぞれ、
〜, so (that) … 〜だから…だ
so 〜 (that) … とても〜なので…だ
という意味なので、今回紹介した “〜 so (that) …” とは意味が変わってきます。こちらもまた別の機会に詳しく取り上げたいと思います。
■その他にも、”so” は “So am I”、”So do you” のような形で会話によく登場します↓