12月は街がとってもクリスマスっぽくなりますよね。
そして、街だけでなく、お店に入るとサンタの帽子をかぶっていたり、トナカイの角(つの)を頭につけている店員さんも見かける季節になってきました。
では、ここで問題です。トナカイの「角」って英語で言えますか?
トナカイの「角(ツノ)」は英語で何て言う?
トナカイの「角」は英語で、”antler(s)” と言います。
サッカーの「鹿島アントラーズ」の「アントラーズ」ですね。
トナカイの角は枝みたいに分かれていますが、そんな角が “antler” なので、鹿の角も同じように “antler(s)” と呼ばれます。
ちなみに「トナカイ」は英語で “reindeer” です。”rein deer” や “raindeer” ではないので注意してくださいね。
クリスマスソングの定番『赤鼻のトナカイ』の英語タイトルは『Rudolph the Red-Nosed Reindeer』です。真っ赤なお鼻のトナカイさんはRudolphという名前なんですね。
歌詞の中にも出てきましたが、”reindeer” は複数形も “reindeer” です。”reindeers” にはなりません。
いろんな「角(つの)」を英語で
トナカイやシカ以外では、牛や羊・ガゼルなども頭に「角」がありますよね。これらの角は “horn(s)” と呼ばれます。
サイの「角」はちょっと生えている場所が違いますが、これも英語では “horn(s)” と呼びます。ちなみに「サイ」は英語で “rhinoceros” ですが、簡単に “rhino” と言うことが多いです。
また、伝説の生き物とされている「ユニコーン(unicorn)」は、ラテン語で「1(one)」を表す “ūnus” と「角(horn)」を表す “cornū” から来ているそうですよ。
そして、キリンにも「角」がありますよね。その角は英語で “ossicones” という名前があるそうですが、あまり一般的ではないのでネイティブでも知らない人が多いようです。
2年ほど前にロンドン橋付近で起きた殺傷事件では、警官が現場に駆けつけるまで通行人の男性3人が勇敢にも容疑者に立ち向かったそうですが、そのうちの1人が「イッカクの角」を手にしていました。
現場近くに飾ってあったそうですが、これは英語で “narwhal tusk” と言うそうです(発音は/ˈnɑː.wəl/)。
“tusk” はゾウの「牙」だけでなく、セイウチ(walrus)やカバ(hippopotamus, hippo)の牙、そしてイッカク(narwhal)の「角」なんかも含まれるんですね。イッカクの角は実際には「歯」だそうですよ。勉強になりました。
頭につける「トナカイの角」は英語で何て言う?
ちょっと話が逸れてきましたが、クリスマスが近くなると店で売っている、頭に着けるトナカイの角がありますよね。こんなのです↓
これは英語でどう言えばいいと思いますか?例えば、こんなのを着けている人に「そのトナカイの角イイね、素敵だね」と言うとしたら、あなたなら何て言いますか?
「トナカイの角」なので直訳すると “I like the reindeer’s antlers.” みたいになりますが、こんな場合には、
- I like your headband.
- I like your reindeer headband.
- I like your antler headband.
と言うことが多いと思います。”headband” は「ヘアバンド、カチューシャ」のことです。
日本語でも「その(トナカイの)カチューシャいいね」って言いますよね。そんな感じで英語でもシンプルに表現できますよ。