今回は「みんな!」と、そこにいる友達たちに呼びかける時の英語表現のお話です。
「みんな」というと、”everybody” や “everyone”、そして “all of you” や “you all” といった表現がありますが、今回取り上げるのは、これらとは違う表現です。
カジュアルに「みんな!」と呼びかけるときや、親しい人たちに「あなたたち」「君たち」と言う場合に、ネイティブがとてもよく使う表現を紹介します。
「みんな」「君たち」「あなたたち」をカジュアルな英語で
例えば、家族で出かけていたら友達とバッタリ会ったような時には、こんなふうに話しかけられます↓
- Hey ○○○○!
やぁ - What are you ○○○○ up to?
あなたたち何してるの?
また、友達たちと一緒にいて「みんな、聞いて!」みたいに話しかける時、
- ○○○○, listen up!
のように言ったり、ママ友と「週末は何か予定ある?」と話している時にも、
- We’ll be visiting my parents in 〜 on Sunday. What are you ○○○○ doing?
私たち家族は日曜日に両親に会いに〜に行くの。あなたたち家族は?
みたいに、いろんな「君たち」「みんな」「あなたたち」に同じ単語が使われます。では、この単語は何だと思いますか?
カジュアルな「みんな」「君たち」「あなたたち」を表す “guys”
上のようにカジュアルに「みんな」「君たち」「あなたたち」と言う場合には、
guys
you guys
がとってもよく使われます。単数の “guy” は男性を表す単語ですが、複数形の “guys” になると性別関係なく複数の人々を表す「みんな」「君たち」「あなたたち」という意味になります。なので、
- Hey guys!
やあ、みんな!
と呼びかけに使ったり、”you guys” も「みんな」「あなたたち」という意味になるので、親しい人との間では、
- What are you guys doing today?
みんな、今日何してるの? - You guys ready?
みんな、準備はいい?
みたいに複数形の “you” を “you guys に置き換えます。これは親しみを込めたカジュアルな言い方なので、普段の会話でとってもよく使われるんですね。
“guys”、”you guys” どんな場面で使う?
先日、娘の友達が何人か家に来て遊んでいたのですが、その女子たちの会話の中に数え切れないほど、”Guys!” が出てきていました。
「みんな、○○しない?」「みんな、聞いて!」など、他の子たちの注意を引きたい時にはとりあえず “Guys!” で話し始めるみたいです(笑)
そして、小学校でも先生が生徒に “Guys!” と話しかけているのを何度も耳にしたことがありますが、最初は先生もこんなカジュアルな表現を使うんだと新鮮に感じました。
また、親しい人たちの間の会話で「あなたたち」と言う場合には、ほぼ “you guys” が使われると言っても過言ではないほど “you guys” はめちゃくちゃよく使われます。
というのも、”you” には「あなた」「あなたたち」どちらの意味もありましたよね。なので、単数の「あなた」なのか複数の「あなたたち」なのかが分かりにくい場面があります。例えば、友達が何人かいるところで、
- Are you hungry?
と聞くと、誰に聞いているのかがちょっと曖昧です。でも、
- Are you guys hungry?
みんな、お腹空いてる?
と聞けば、みんなに聞いているんだなと一瞬で分かります。こんなふうに複数であることをハッキリさせるのに “you guys” はとても便利な表現です。
また、カジュアルなレストランやカフェなどでは、会計後に店を出る時に店員さんから、
- Thanks guys!
と言われることもあります。これは知らない人に使う “guys” で、親しみのあるフレンドリーな表現として使われているパターンです。
さらに、とってもカジュアルな表現にはなりますが、企業や組織に対して、
- Are you guys hiring?
求人募集してますか? - Do you guys have a kids menu?
お子様メニューはありますか?
みたいに “you guys” を使うこともありますよ。
“guys” や “you guys” は会話の中だけでなく、メールでももちろん使えます。とってもフレンドリーな表現なので、ぜひ親しい人に使ってみてくださいね。知らない人にフレンドリーに使う “guys” は使い方に慣れてからの方がいいかもしれません。