昨日は衆議院選挙でしたね。
皆さんは投票に行かれましたか?
「選挙」や「投票」にまつわる英語表現って、普段はほとんど使わないので、どこかとっつきにくかったり「難しそう」というイメージがありませんか?
そこで今回は、選挙の時によく見かける「選挙・投票にまつわる基本の英語表現」をお届けしたいと思います!
「選挙」に関する基本のボキャブラリー
まずは、もっとも基本的な「選挙」を表す単語は、
選挙 election
ですね。”elect” とは「投票で誰かを選ぶ」という意味で、その名詞が “election” です。「投票で誰かを選ぶこと」つまり「選挙」ですね。
ニュージーランドでは去年の10月に総選挙が行われましたが「総選挙」は英語で “general election” と言います。日本の「衆議院議員総選挙」も “general election” と呼ばれたり、”Lower House election” と呼ばれるようですよ。(ちなみに「参議院」は “the Upper House”、”the House of Councillors”)
さらに絶対に覚えておきたいボキャブラリーをいくつか並べると、
- 投票する vote
- 政党 party
- 立候補者 candidate
などがあります。
“vote” は「投票する」という意味なので「投票に行く、選挙に行く」は “go to vote” で表せます。また「〜に投票する」は “vote for 〜” で表します。
- Who are you going to vote for?
誰に投票するつもり? - Have you decided who to vote for?
誰に投票するかもう決めた? - I voted.
投票したよ
“vote” には「票」という名詞の意味もあって、”cast(投じる)” という動詞と一緒によく使われます。
- The total number of votes cast was 52,630,173.
投票総数は52,630,173でした - I cast my vote in the 2016 Presidential Election.
私は2016年の大統領選で投票した(一票を投じた)
ちなみに、ニュージーランドでは投票するとこんな微妙なキャラクターのステッカーがもらえます↓
「有権者」って英語でなんて言う?
選挙権を持っている人のことを「有権者」と呼びますよね。これって英語でなんて言うのでしょうか?和英辞書を引いてみると、
有権者 voter / elector / electorate
などが載っていると思います。個人的な感覚ですが、この3つ中では “voter” が一番よく使われているように感じます。
“voter” とは “vote(投票する)” に “-er(〜する人)” がくっついた形なので「投票する人」という意味ですが「有権者」という意味でも使われていて、私は選挙前に街角で “Are you a voter?” と政党支持者から何度か声をかけられたことがありました。
“elector” はあまり耳慣れないかもしれませんが、これも “elect+or(〜する人)” で区切ると分かりやすいと思います。
また、”electorate” は「(集合的に)有権者」という意味もありますが、ニュージーランドやオーストラリアではもっぱら「選挙区」の意味で使われています。
さらに、1つの単語で表さなくても「選挙権がある・ない」を表す方法は他にもいくつかありますよ。
- I don’t have the right to vote in the UK.
私はイギリスでは選挙権がない - I turned 18 this year so I’m eligible to vote now.
私は今年18歳になったので選挙権があります - In some countries women don’t have the vote yet.
いくつかの国ではまだ女性に選挙権がない
「投票」に関するボキャブラリー
次に、投票にまつわる単語をいくつか紹介しましょう。
- 選挙の日 election day
- 投票所 voting place / polling place / polling station
- 投票用紙 voting paper / ballot paper
- 投票箱 ballot box
- 期日前投票 advance voting / early voting / advance (early) polling
ニュージーランドでは「投票」を表す場合、ここ最近では “voting” を使うことが多いようですが、他にも “polling” という単語も使われます。
「投票所」はイギリスでは “polling station” と呼ばれるようですよ。
また、ニュージーランドの選挙制度は小選挙区比例代表併用制というものらしく、総選挙の際には「自分の選挙区の候補者」と「政党」のそれぞれに票を入れます。
これは日本の衆議院選挙の仕組みととても似ていますよね。そこで、こんな英語表現もどこかで役に立つかもしれません。
- 選挙区 constituency /(NZ・AUS)electorate
- 選挙区票 candidate vote /(NZ・AUS)electorate vote
- 政党票 party vote
- Each voter has a party vote and an electorate vote.
投票者はそれぞれ政党票と選挙区票を1票ずつ持っている- 議席 seat(s)
- 選挙結果 election results
必要な時に思い出して
冒頭にも書いたように、選挙に関するボキャブラリーって普段はほとんど使いません。
なので、今頑張って覚えてもすぐに忘れてしまうと思います。
また必要になった時に「あ、あそこに何か書いてあったな」と思い出して見に来てもらえれば嬉しいです。