もうすぐ節分ですね。節分に鬼に投げつける豆と言えば「大豆」です。冬はぜんざいなんかも美味しいですが、ぜんざいの豆は「小豆」ですよね。
では「大豆」「小豆」は英語で何と言うのでしょうか?
他にも「インゲン豆」「えんどう豆」「空豆」「ひよこ豆」「グリーンピース」「さやえんどう」「豆苗」など色んな豆の英語表現をまとめてお届けします!
「大豆」「枝豆」「小豆」「空豆」「いんげん豆」を英語で言うと?
大豆
「大豆」は皆さんご存じですよね。これは英語で、
soybean(s)
と言います。豆まきの豆も “soybeans” です。
大豆を使った食品は “soy 〜” で表すことも多いです。「soy sauce(醤油)」「soy milk(豆乳)」「soy protein(ソイプロテイン)」みたいな感じですね。
日本食に欠かせない大豆ですが、海外でも代替肉の原料として使われていたりします。
枝豆
「枝豆」って完熟する前の若い大豆だって知ってましたか?私は恥ずかしながらかなり大人になってから知りました…。
なので「枝豆」も原料は “soybeans” ですが、
edamame
も英語になっています。日本食レストランのメニューにあったり、冷凍の枝豆なんかは普通にスーパーで売られていることも多いですよ。
小豆
次は「小豆」です。「小豆」は英語で、
red bean(s)
adzuki bean(s)
と言います。私は小豆が大好きでニュージーランドでも買って炊いていたのですが、お店で “Adzuki Beans” と買いてあるのを発見した時は驚きました。小豆は英語になってるんですね。誰にでも通じるわけではないですが、通じることもあります。
“aduki” や “azuki” と書かれることもありますが、個人的には “adzuki” を一番よく目にします。
空豆
「空豆」って素敵な名前だと思いませんか?さやが空に向かってつくことから「空豆」と呼ばれるそうです。
そんな「空豆」もニュージーランドで売っていました。英語名は “sky beans” ではなくて、
broad bean(s)
です。訳すと「幅広い豆」。確かに。
インゲンマメ:さやいんげん
「インゲン豆」と言えば、どんなものを思い浮かべますか?私はコレです↓
これは「さやいんげん」というのが正しいそうですが、いんげん豆をさやごと若採りしたものだそうです。
この「さやいんげん」も旬になると、ニュージーランドでは市場で山盛りに売られていました。英語では、
green bean(s)
と言います。「緑の豆」という雑なネーミングですが、逆に覚えやすくていいですね。
インゲンマメ:種子
インゲンマメは熟した種子(豆の部分)も食べますよね。
日本では煮豆や白あん用ぐらいしかパッと思いつかないのですが、海外ではスープに入れたり煮込み料理に入れたりしてとてもよく食べられています。
種類もとってもたくさんあって、スーパーでは缶詰でよく見かけます。個人的によく目にするかなと思うのは、
red kidney bean(s):赤いんげん豆
pinto bean(s):うずら豆
black bean(s):黒いんげん豆 ※黒豆とは違います
cannellini bean(s)、butter bean(s):白いんげん豆
などで、インゲンマメはひっくるめて “common beans” と呼ばれたりもします。
↓ “kidney beans” は形が「kidney(腎臓)」に似ていることから名前がついたそうです。チリコンカンによく入っている赤い豆です。
“bean” ではない「豆」もある
「豆」の英語と言えば「ビーン」を思い浮かべる人が多いと思います。ところが、”bean” とは呼ばない「豆」もあります。その代表的なものを皆さんはご存じなはずです。
それは「グリーンピース」です。
「グリーンピース」は英語で何?
「グリーンピース」は英語で “bean” とは呼ばずに、
pea(s)
と言います。複数形は「ピーズ」です。日本語ではなぜか「ピース」になってしまったんですね。
英語ではわざわざ “green peas” とは言わずに、単に “peas” と呼ぶことが多いように思います。
メインディッシュの付け合わせに山盛りの “peas” が私のホストファミリーの夕食の定番でした…。
さやえんどう(絹さや)は英語で何?
“peas” は「エンドウ」を指しますが「さやえんどう(絹さや)」や、さやごと食べられる「スナップえんどう」なんかも “peas” で表します。
さやえんどう(絹さや):snow pea(s)
スナップえんどう:sugar snap pea(s)
と言うのも、さやが若くて未熟なうちに収穫されると「さやえんどう(絹さや)」、それが生長したのが「スナップえんどう」、そしてそれがさらに生長してさやの中の未熟な種子を食べるのが「グリーンピース」だからです。実はどれも同じ植物だったんですね。
「豆苗」も “pea”
ちなみに、シャキシャキで美味しい「豆苗」はエンドウの新芽なので、
(snow) pea sprouts
と言いますよ(”pea shoots” と言うこともあります)。
「ひよこ豆」も “pea”
“pea” はエンドウマメ系の英語名かと思いきや、実はそれ以外にもありました。
それが「ひよこ豆」です。丸っこくてゴツゴツした、こんな豆です↓
「ひよこ豆」は英語で、
chickpea(s)
と言います。”chick pea” ではなく、ワンワードです。煮たり、炒めたり、茹でてペースト状にした「フムス」なんかも有名です。
“bean” でも “pea” でもない「豆」とは
長くなってきたので、最後に “bean” でも “pea” でもない「豆」も思い出したので紹介します。それは、
lentil(s)
「レンティル」です。日本語では「レンズ豆」や「ヒラ豆」と呼ばれるそうですが、あまり知られていないのではないかと思います。
5mm強ぐらいの大きさで薄くて光学レンズのような形をしています。スープやサラダ、カレー、煮込み料理に入ってたりします↓
「豆」の英語はいろいろ
私がニュージーランドで暮らすようになって感じたのは、日本では見たことの無かった豆がたくさんあるなぁということです。
最後に登場した “lentil” もそうですが、缶詰のいんげん豆なんかは聞いたこともないような豆ばかりで、最初は買うのを躊躇いました。
また、ニュージーランド人が大好きな “baked beans” という謎の缶詰もあったりして、国が違うと豆の食べ方も全然違うんだなと感じました(甘いトマトソースで煮たインゲン豆で、トーストに乗せたりします)。
そうかと思うと「枝豆」や「小豆」が英語でも通じたりして、面白いなと思いました。
今回は長くなりましたが、いろんな「豆」を英語で言いたい時の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただいてありがとうございました!