“difficult” を使わずに「難しい」を英語で

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「難しい」を英語にするとしたら、ほとんどの方は “difficult” を真っ先に思い浮かべると思います。

“hard” なんかもありますが、その他にも「難しい」や「大変な」を表せる、口語でよく使う単語があるんです。

それは日本でもカタカナ語になっているものの、ちょっと違う意味で使われることも多い単語なのですが、一体どんな単語だと思いますか?

この記事の目次

日本語では「屈強な」という意味で使われる

今回紹介する単語は冒頭で触れた通り、日本語にもなっています。

そして、それはたいてい肉体的にも精神的にも「屈強な」とか「頑丈な」とかいった意味で使われる、カタカナで表される言葉です。「彼って◯◯だよね」のように使います。

何か分かりましたか?

正解は「タフ」という言葉です。

例えば、友達が早朝からジムに行って、その後一日中忙しく働いて、また仕事の後にジムで汗を流していたりしたら「君ってタフだよね」と言いませんか?

あるいは、精神的にキツい仕事などは「精神的にタフじゃないとこの仕事はできないね」なんて表現したりもしますよね。

日本語でも使う「タフ」ですが、英語では「難しい」という意味でもよく使うんです。

「難しい」「大変な」を表す英語の “tough”

「屈強な」という意味に加えて「難しい」という意味もある “tough” は、例えばこんなふうに使います↓

  • It’s a tough call.

この “call” は「電話」ではなく “decision(決定)” という意味なのですが、2つの選択肢からどちらか1つを選んだりするときによく使われる、この “It’s a tough call” は「難しい決断だね」という意味になります。言い換えれば “It’s a difficult decision to make” といったカンジですね。

また、”The task was tough.” なんていう使い方もしますが「簡単でない=難しい」ということを表します。

さらに、”tough” には「大変な」というニュアンスもあるんです。例えば、

  • She’s having a tough time.

は「彼女は(問題や困難があって)今大変なのよ」という意味になり、スポーツの試合後のインタビューに答える選手が、

  • It was a tough match/game.

などと言うのもよく耳にします。「大変な試合でした」「きつかったです」みたいな感じですね。

Alexander Zverev hits stunning backhand return during victory over Rafael Nadal at the O2 Arena Nitto ATP Tour Finals 2019

「厳しい」という意味もある

そして、英語の “tough” には「難しい」「大変な」に加えて「厳しい」という意味もあります。

例えば、あなたの周りに自分にとっても厳しい人はいませんか?ミスをしてしまって自分を責めすぎている人がいたら、

  • Don’t be too tough on yourself.

と言ってあげましょう。これは「そんなに自分に厳しくしないで」といったニュアンスになります。人に対して「厳しい」は “tough on+人” で表現できますよ。

また、人が厳しいだけではなく、法律やルールが「厳しい」にも “tough” は使えます。例えば、

  • The law gets tougher next year.

で「来年、法律が今よりも厳しくなります」といった感じですね。

日本語の「タフ」に惑わされないように

“tough” と言われると、ついつい日本語の「タフ」のイメージが先行しがちです。

でも、今回紹介したような「難しい」「大変な」「骨の折れる」「厳しい」といった意味で口語でとってもよく使われる単語でもあるので、覚えておくと役に立ちますよ。

2つのうちどちらか迷う決断を迫られたら “That’s a tough call.”、なんだか大変そうな話を友達から聞いたら “That’s tough.” や “That sounds tough.” など、まずは使えそうなところから使ってみてくださいね!

■「大変な」を表す単語は “difficult”、”tough”、”hard” 以外に、こんなものもありますよ↓

■”tough” は肉が「かたい」を表す場合にもよく使われる単語です↓

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