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先月末、ニュージーランドでは地震を想定した『ShakeOut(シェイクアウト)』という全国的な地震防災訓練がありました。
日本でも地震や火災を想定した訓練があると思いますが、そんな「避難訓練」「防災訓練」って英語で何と言うのでしょうか?
私が初めて知った時は「へぇ!そんな単語使うんだ!」とちょっと感動した単語を今回は紹介したいと思います。
一体どんな単語だと思いますか?
「避難訓練」「防災訓練」を英語で言うと?
「避難訓練」「防災訓練」を英語で言うと、こんな表現がよく使われます↓
・emergency drill
・earthquake drill:地震防災訓練
・fire drill:火災避難訓練
・fire evacuation drill:火災避難訓練
そうなんです。とにかく “drill” という単語がよく使われるんです(発音は /drɪl/)。
「ドリル」と言えば、穴を開ける工具の「ドリル」があったり、小学生の時に「漢字ドリル」や「計算ドリル」をやりましたよね。
これらの「ドリル」も防災・避難のための「訓練」も、英語では同じ “drill” なんです。
英語の “drill” の意味
英語の “drill” には、こんな意味があります↓
- a tool or machine with a pointed end for making holes
- a way of learning something by means of repeated exercises
- a practice of what to do in an emergency, for example if there is a fire
(オックスフォード現代英英辞典)
1番は穴を開ける工具の「ドリル」で、2番が漢字ドリルや計算ドリルの「ドリル」です。
そして、3番が「防災・避難訓練」で使われる “drill” ですね。
私は、初めてこの “drill” の使い方を知った時に、もしもの時にどう行動するか「練習して身につける」という意味では、2番と3番の「ドリル」に通じるものがあるなぁと感じました。

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「避難・防災訓練をする」は英語で?
上で紹介した「避難訓練」「防災訓練」の英語表現を使うと「避難・防災訓練をする」は、こんなふうに言えます。
- Today we had a fire drill at work.
今日は職場で避難訓練がありました - There will be an emergency drill at the airport in October.
10月に空港で防災訓練があります - We’ll be doing an earthquake drill on Wednesday.
水曜日に地震を想定した防災訓練をします - At least one fire drill should be carried out every year.
最低でも年1回は避難訓練を行わないといけない
ニュージーランドも地震の多い国です。なので、”ShakeOut” という国を挙げた地震防災訓練(a national earthquake drill)が毎年あるんです。
※ShakeOut自体はアメリカのカリフォルニアで始まった官学連携の防災訓練ですが、それが世界に広がっています
インターネットで事前登録した参加希望者が、全国の学校・企業や家庭などで一斉に訓練を行います。こんな場合には “take part in a/the drill(訓練に参加する)” でも表せますね。
災害時に知っておくと役立つ英語表現
地震があったら、まずは机などの頑丈なものの下に隠れて身を守りますよね。
ニュージーランドの “earthquake drill” では「Drop-Cover-Hold」という手順を実施します。
地震が起こったら、地面に膝をついて身を低くし(Drop)、机などで身をカバーし(Cover)、揺れが収まるまでしっかり捕まって待つ(Hold)というシンプルなステップです。これを小さいうちから教わります。
また「津波」は英語でも “tsunami” です。”tsunami” はニュージーランドでも誰もが知っている単語です。
私の住む街では、津波が発生した時に安全な高さまで避難できるように、海岸沿いの道路にこんなサインがある場所もあります↓

地震や火災はいつ起こるかわからないので、普段からしっかり備えておきたいですね。
■「避難する」「避難指示/避難勧告」など、災害時によく使われる表現はこちらで紹介しています↓
■災害時の「停電」「断水」「電気が戻る」を英語で言うと?