「地震」「避難する」は英語で?地震の時に知っておきたい表現

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今朝がた、ニュージーランドとその付近でマグニチュード7と8を超える大きな地震がありました。

ニュージーランド国内で地震の被害が出ているという報道は今のところありませんが、国内沿岸部と太平洋の島々では津波警報が発令され、警戒が続いています。

そこで今日は、地震報道の中で目についた「地震があった」「避難する」「津波警報」など、地震の時に知っておきたい英語表現を紹介したいと思います。

この記事の目次

「地震」「地震が起こる」は英語で?

まずは「大地震が起こる」「大地震があった」という表現から。
これは簡単に言うと、

  • There was a big/strong/severe/major/huge/massive earthquake.

などと表現できますが「地震」を主語にして、

  • A strong earthquake hit/struck/rocked New Zealand.

のように “hit” や “strike”、”rock” で表すことも多いです。

また「揺れを感じた」はそのまま “feel” を使って “felt an earthquake/a quake/a shake” でOK。インフォーマルですが、”quake” も「地震」を表すときに使われる単語です。

さらに、よく耳にするのが “felt a jolt” というフレーズ。”jolt” とは、

a sudden rough shaking movement

ロングマン現代英英辞典

という意味で「突然の激しい揺れ」というニュアンスですね。

また、お互いがどの地震の話かを認識している場合の「揺れ感じた?」は、

  • Did you feel it?

だけで表現することが多いです。さらに「余震」は “aftershock(s)” なので、こちらもぜひ覚えておきましょう。

「津波」「警報」にまつわる英語表現

まずは「津波」。これは多くの方がご存知だと思いますが、英語でも “tsunami” です。「ツナーミ」のような発音になります。

今回ニュージーランド沖で起きたM8.1の地震の後には広範囲で津波警報が発令されていますが「津波警報」は、

  • tsunami warning(s)

と言います。もしくは、

  • tsunami alert
  • tsunami threat

と表現されたりもします。”warning” が「警報」に近いですが、”alert(警戒)” や “threat(おそれ)” だからといって油断してはいけません。

ちなみに「避難指示」「避難勧告」を表す、

  • 避難指示:evacuation orders、evacuation warnings
  • 避難勧告:evacuation advisories

も合わせて覚えておきたいですね。
また、警報・指示・勧告にまつわるフレーズもまとめておきましょう。

  • (警報など)が発令される:〜 has/have been issued
  • (警報など)が出ている:〜 be in place
  • (警報など)が解除される:has been lifted/cancelled

がよく使われるので、これも合わせて覚えておきたいですね。

(↑今回の地震の津波警報のものではありません)

そして「(津波が)到着する」は “arrive” で表すことが多く、大きな被害が出た場合には “hit” で「津波が襲う」を表します。

  • Tsunami waves have arrived at Tonga.
    津波がトンガに到着した
  • A major tsunami hit Japan in 2011.
    2011年に大きな津波が日本を襲った

「避難する」「〜に近づかないで」は英語で?

「避難する」を表す際に必ず使われるのが “evacuate” という単語。その意味は、

・to move people from a place of danger to a safer place
・to move out of a place because of danger, and leave the place empty

つまり、”evacuate” は「人を避難させる、場所を離れる」という意味なので、人を主語にした時には受け身で使われることの多い単語です。

  • The residents were evacuated.
    住民たちは避難した
  • More than 3 million people have been evacuated from their homes.
    300万人以上もの人たちが家から避難しています
  • We were evacuated to a safe place.
    私たちは安全な場所に避難した

みたいな感じですね。ただ、受動態以外でも使えます。その場合も「場所を離れる」というニュアンスです。

  • All residents along the coasts must evacuate immediately.
    沿岸部の全ての住民はすぐに避難してください
  • If you are told to evacuate, move quickly.
    避難するよう言われたらすぐに行動してください

もしくは「場所」を直後にもってきて、

  • Evacuate these areas immediately.
    これらの地域から今すぐ避難しなさい

のように「〜から避難する」を表すこともできます。
さらに、地震後のニュースでよく耳にする「〜に近づかないで」は、

  • stay out of 〜
  • stay away from 〜
  • stay off 〜

などで表します。

わざわざ「海に近づかないで」「川に近づかないで」「港に近づかないで」と分けて言わなくても、

  • Stay out of the water.

を使えば一発解決です。”the water” とは、

an area of water, especially a lake, river, sea or ocean

「水のあるところ」という意味で使われます。”water” に “the” をくっつけると、こんな使い方ができるんですね。

■「高台」「高台へ避難する」の英語表現はこちら↓

その他の地震に関する英語表現

地震報道ではよくあることですが、発生直後に発表されたマグニチュードから下方修正されることがありますよね。あるいは、反対に上方修正されることもあります。

そんな「上方(下方)修正する」は英語で、”be upgraded” と “be downgraded” と表されます。

  • The earthquake was originally reported as magnitude 7.4, but later downgraded to 7.3.
    当初マグニチュード7.4と報じられましたが、後に7.3に下方修正されました

さらに、津波警報の警戒レベルが引き下げられた時も “A tsunami warning has been downgraded” のように言うことができます。

ホテルなどの部屋やランクを「より良いものに変更する」という意味でよく使われる “upgrade” ですが、こういった場面でも使われるんですね。

ちなみに、ニュージーランドでは日本の「震度5」のような表し方はありません。マグニチュードのみの表記で、例えば「マグニチュード7.8の地震」は “a 7.8 magnitude earthquake” のように表します。

さて今回は、地震の時に役立つ英語表現を紹介しましたが、日本で地震があった時に日本にいる海外からの友達と連絡を取ったり、自分自身が海外で地震に遭ってしまった時に少しでも役に立てばと思います。

災害時によく使われる英語表現

■「震源」の場所を表す英語表現はこちらで紹介しています↓

■「停電」「断水」を英語で言うと?

■ニュースでよく使われる「行方不明」「安否不明」を表すフレーズはこちらです↓

■鉄道や飛行機が止まってしまって「足止めを食う」「足止めされる」は英語でなんて言う?

■「防災訓練」「避難訓練」は、実はとても簡単な単語で表せるんです↓

■「東日本大震災から10年」「あれから10年」を英語で言うと?

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