“lose” の意味と言えば「失う」ですよね。
では、“I lost you there.” ってどんな意味になると思いますか?
知っていると電話でもWeb会議でも役に立つ表現を紹介します!
“I lost you there.” の意味とは?
直訳すると「私はそこであなたを失った」ですよね。
実はこれ、電話やインターネットが途切れて相手が言ったことが聞こえなかった時に使えるフレーズなんです。
会話をしている途中で急に相手を “lose” してしまう、というイメージです。
会話の途中では “sorry” を頭にくっつけて言うことも多く、そうすると「ごめんなさい、(回線が切れて)聞こえなかったわ」という意味になります。
- Sorry, I lost you there.
- Sorry, I lost you there for a minute/second.
みたいな感じですね。
“I lost you there.” の使い方
先日、ニュージーランドの首相が屋外からの生中継で朝のニュース番組に出演した時のこと。
イヤホンの調子が悪くてスタジオからの声が聞こえなかったり、背後の建物の鐘が大音量で鳴ったりして、大笑いしてしまう場面があったのですが、そこに “I(‘ve) lost you there.” が登場しています↓
途中でスタジオの声が聞こえなくなった首相が、
- Sorry John. I’ve just lost you there.
と言っていますね(Johnは左のニュースキャスターの名前です)。
今はオンライン会議をする人も増えたと思いますが、インターネットの調子が悪く、途切れて相手の声が聞こえなかったときなんかにも、
- Sorry I lost you there, Tom. Can you repeat what you just said?
トム、ごめん聞こえなかったわ。もう一回言ってくれる? - Sorry Tom. We lost you there for a minute. Can you repeat that?
ごめん、トム。ちょっと聞こえなかった。もう一回言ってくれる?
みたいに使えますよ。
相手の声が聞こえないときに役立つフレーズ
電話で相手の声が聞こえなくなったときには、”Hello?” 以外に、
- Are you there?
という表現をよく使います。直訳すると「そこにいますか?」ですが、相手が急に無言になったときや、相手を保留にした後に再びこちらから話し始めるときによく使うフレーズです。
上の動画の中ではキャスターの男性が、
- Am I there?
と聞いていましたね。私は初めて耳にした表現ですが、”Are you there?” の反対で「私はそこにいますか?=私の声が聞こえてますか?」という意味だと思います。また、
- Can you hear me, Prime Minister?
とも言っていましたね。”Can you hear me?(聞こえますか?)” はテッパンの表現で、
- Can you hear me all right?
私の声、ちゃんと聞こえてる?
なんかも個人的にはよく耳にします。そして、動画の最後の方で鐘が鳴った後に首相が、
- I’m sorry, I couldn’t hear you over the bells.
と言っています。「鐘の音であなたの声が聞こえませんでした」という意味です。この “over” がサラッと言えたらネイティブっぽいですね。
また、相手の声(音)が途切れ途切れになってちゃんと聞こえないときには、
- I can’t hear you very well. You’re breaking up.
みたいに “be breaking up” もよく使われますよ。
電話や、ZoomやSkypeなどを使ったWeb会議、ビデオコールなどで使ってみてくださいね。
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