「良い」と全く関係のない “for good” ってどんな意味?

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

英語で “good” と言えば、とっても基本的な単語ですよね。
日本人でもほとんどの人が知っていると思います。

そんな “good” ですが、実は「良い」という意味とは全く関係なく会話の中で使われることがあるんです。

ニュージーランドに来て少し経った頃、ある人と会話をしていた時にそのフレーズが出て来たのですが、私はその使い方を全く知らなかったので、会話について行けなくなってしまいました。

とてもシンプルで会話でもよく使われるのに学校では教えてくれない、今回はそんな “good” を使った表現のお話です。

メルマガに登録

記事の更新のお知らせをメールでお知らせします。配信時間は12時と19時頃です。
お名前の登録は必須ではありません。メールアドレスだけでも大丈夫です。
登録フォームの仕様で、お名前の名と姓が英語と同じになっています。ご注意ください。
目次

“for good” の意味とは?

今回紹介する「良い」とは全く関係のない “good” を使ったフレーズは、

for good

です。「良い」とは全く関係ないと既に紹介したように、これは「いいことのために」という意味ではありません。

“for good” は文末でよく使われて「ずっと、永久に」という意味になるんです。英英辞典を引いてみると、

permanently

Oxford Advanced Learners Dictionary

と書かれています。では、実際の会話ではどんなふうに使われるのかを見てみましょう。

“for good”=これからずっと

“for good” は日常の会話で「これから先、ずっと」というニュアンスで気軽に使われるフレーズです。

例えば、私がこのフレーズをよく耳にしたのは、前の職場でお客さんと話をしていた時です。

年に1度は有給休暇をもらって日本に帰っていたのですが、お客さんとの話の中で「私、来月日本に帰るんだ」と言った時に、

  • For good?
  • Are you going back for good?

などと聞かれることが多かったんです。

ちょっと想像してみると理解しやすいと思うのですが、日本に住んでいる海外出身の友達が「来月、国に帰るんだ」と言うと、また日本に戻ってくるのか、それとももう帰って来ないのか分かりにくいですよね。

そんな場合に “for good?” を使って聞くと、永久に帰国してしまうのかどうか尋ねることができます。

また、こんな場面でも使えます。

あるカフェの前を通ったらお店が閉まってたので、友達に “◯◯ cafe was closed when I walked past.” と話したら、友達が「あのお店、閉店したんだよ」と教えてくれるような時。

この友達のセリフも、

  • The cafe’s closed for good.

と、”for good” を使って表せるんです。

営業時間外で営業していないのも “closed” ですが、”closed for good” と言うと「永遠に閉店している→店じまいした」という意味になります。

“forever” と “for good” の違いは?

基本的には同じですが、使われる場面がちょっと違うこともあります。

「永遠に」と言うと “forever” を真っ先に思い浮かべる人が多いと思いますが、”forever” は日常のちょっとした「これからもずっと」を表すには重すぎたり、ちょっとドラマチックすぎる気配もあります。

例えば、海外の映画やドラマに出てきそうなセリフに “I will love you forever” なんていうのがありますよね。”forever” は「死ぬまで一生」みたいな、わりと重いニュアンスで使われることが多いです。

それに比べて、上で紹介したようにもっと日常に使われる「ずっと」「この先ずっと」には “for good” が使われることが多いです。なので、”I will love you for good” とは言いません。

また “for good” は「これを最後に」といったニュアンスで使われることも多いフレーズです。

“for good”、実際に使ってみよう!

あなたの周りに海外から来ている友達はいませんか?
「国に帰る」と言われたら、ぜひ “For good?” と聞いてみて下さい。

また、日本に長く住んでいる海外出身の友達に「これからもずっと日本にいるの?」と聞きたい場合は “Do you plan to stay in Japan for good?” と尋ねてみてもいいかもしれませんね。

「良い」とは全く関係のない “for good”、よく使われるので覚えておくと便利ですよ。

“good” を使ったこんな表現もあります

■”There’s a good chance” は「いい機会がある」と間違えやすいですが、実はそうではないんです↓

■”all good” の意味と使い方はこちら↓

■”You’re good to go” ってどんな意味?

よければシェア・保存してね
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次