“a long way off” というフレーズを耳にしたことはありますか?
“a long way” はいろんな場面でよく出てくる表現なのですが、それに “off” がくっついています。
日本語から考えようとすると思い浮かびにくいですが、ネイティブがサラッと使う “a long way off” の意味と使い方を紹介します!
“a long way” の意味と使い方
“off” の付いていない “a long way” は物理的な「長い距離=遠い」を表す場合に、特に肯定文でよく使う表現です。例えば、
- The nearest petrol station is a long way from here.
最寄りのガソリンスタンドはここから遠いよ - Can I come with you? −Sure, but it’s a long way.
「一緒に行っていい?」「いいけど遠いよ」
また、何かを達成したり、何かにたどり着くまでの「長い道のり」なんかも “a long way” がよく使われる場面です。
- We are making progress, but we still have a long way to go.
前進(上達・進歩)してるけど、まだ先は長い - You’ve come a long way!
すごく進歩(成長)したね!
では、これに “off” が付いた “a long way off” ってどんな意味だと思いますか?
“a long way off” の意味とは?
なんとなく「遠い、長い道のり」というのは想像できると思いますが、“off” がつくとどんな意味になるのでしょうか?
この “off” は「離れて」なので、“a long way off” は、
far away in distance or in time
ロングマン現代英英辞典
つまり「遠く離れて」という意味で使われるフレーズです。
これも上に出てきた “a long way” と同じで距離的なことにも使えるのですが、特によく使われるのは、何かが「時間的に遠く離れて=まだまだ先、まだずっと先」を表す場合です。

“a long way off” の使い方
“a long way off” の使い方は簡単です。例えば、友達が何かすごく先のことを話してきたら、
- Oh, that’s a long way off.
まだまだ先の話だね
みたいに言ったり、他にも、
- Retirement seems such a long way off. I’m only 30.
定年退職はまだずっと先のことのように思える。まだ30歳だし。 - I know that’s a long way off but I want to plan ahead.
まだずっと先のことだってわかってるけど、前もって計画したいんだ - It’s getting warmer, but summer still seems a long way off.
暖かくなってきてるけど、夏はまだまだ先みたいだ
のように使うこともできます。
また、コロナが流行っていた時には様々なことが先の見えない状態だったので、
- The end of the pandemic is a long way off.
コロナの終息はまだ遠い先だ - Herd immunity is a long way off.
集団免疫の獲得にはまだまだ遠い
のようにも使われていました。
「まだまだ先」「遠い先の話」を簡単に表せるフレーズなので、ぜひ覚えて実際に使ってみてくださいね!
■“go a long way” にはまたちょっと違った意味があります↓