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先日、会話の中で「ポジティブに考える」とか「物事のポジティブな面を見る」という話題になった時に、ふと思ったことがありました。
日本語では「ポジティブ」という言葉を使うことが多いですが、英語では “positive” や “optimistic” を使わない言い方もよく耳にします。
そして、それは意外と簡単な単語を使った表現なんです。
物事には2つの側面がある
その前にちょっと導入的なお話を。
物事には「良い面と悪い面」 の2つの側面がありますよね。
例えば、ゴールデンウィークやシルバーウィークなどの長いお休み。休みが長ければ長いほど嬉しいですが、旅行に行ったりお出かけしたりして、お金をたくさん使ってしまう可能性もあります。
あるいは、雪が降った冬の日。一面真っ白の雪化粧でキレイな反面、とっても寒かったり、交通機関がストップしたり、ケガをしたり事故が起きる可能性もあります。
いろんな「良い面と悪い面」がありますが、そんな「良い面・悪い面」を表現する英語をまずは考えてみましょう。
「ポジティブ」を使わずに表せる「良い面」
日本語では「良い面・悪い面」を「ポジティブな面・ネガティブな面」と表現することも少なくないですよね。
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「もっとポジティブな面を見ようよ!」とか「ネガティブな面は見ないようにしよう」と言っても全くおかしくないし、自然に聞こえます。
英語でも “positive side” や “negative side” という言い方もしますが、実は “bright side / dark side” と表現することも多いんです。
そして、この “bright side” を使うと「ポジティブに考える」「楽観的に考える」「物事をいい方に考える」が簡単に表せてしまいます。
「楽観的に考える」「いい方に考える」
「考える」というと “think” を使いたくなりますが、”think the bright side” とは言いません。
その代わりに、”bright side” を「見る」というふうに表現して “look on the bright side (of …)” と言います。
オックスフォード現代英英辞典の定義を借りると、
to be cheerful or positive about a bad situation, for example by thinking only of the advantages and not the disadvantages
という意味で、日本語で言うところの「ネガティブなことを考えないでポジティブな面を見よう」や「(悪いことがあっても)いい方に考えよう」といったニュアンスになります。
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“look on the bright side” の使い方
良くないことが起こった人やネガティブな思考に陥ってしまっている人に対して、
- Let’s look on the bright side!
と言って、その後に何かポジティブなことを付け加えるパターンでよく使われます。
例えば、友達が仕事をクビになったとしましょう。本人はもちろん、とっても落ち込んでいます。そんな時には、
- Well, look on the bright side. At least you won’t have to wake up early to go to work.
- Look on the bright side. You can relax at home for a while!
などと言って元気付けることができます。
ポジティブに考えることってなかなか難しいですが、思った以上に大事だったりします。人生、楽しく生きるためにも “look on the bright side (of things)” を実行していきたいですね。
“positive” の基本の意味もおさえておきたい
今回は “positive” という単語を使わない表現を紹介しましたが、実は “positive” は日本語で言うところの「ポジティブ」とは別の意味で使われることがとても多いんです。
そんな “positive” の意味や使い方についてはこちらのコラムを参考にしてくださいね↓
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