4月から新しい学校へ通ったり、新しい仕事を始めたり。春は環境が変わる人も多い時期ですね。
そんな新しいことやこれから起こること、楽しい予定なんかを「楽しみですか?」「楽しみにしていますか?」って聞くとしたら、どんなふうに英語で表現しますか?
私が実際によく言われた表現を紹介します!
「楽しみですか?」は “Are you looking forward to 〜?”
「楽しみ!」って英語で何て言う?のコラムでも出てきましたが「〜を楽しみにしている」を表すフレーズといえば、
look forward to 〜
が有名ですよね。現在進行形にして、
- I’m looking forward to it.
(それ)楽しみにしてるんだ - I’m looking forward to starting my new job.
新しい仕事を始めるのを楽しみにしています
のように使います。なので「楽しみですか?」「楽しみにしてますか?」と言う場合には疑問文にして、
- Are you looking forward to 〜?
で良さそうですよね。ところが、私がよく耳にしたのは違う表現なんです。
「楽しみですか?」「楽しみにしてますか?」には “Are you excited?” をよく使う
私が長年暮らしたニュージーランドを離れて日本に帰ることになったとき、友人や周りのいろんな人から「日本に帰るのは楽しみ?」「楽しみにしてる?」と聞かれました。
本当にたくさん聞かれすぎて、その表現が耳にタコになったぐらいなのですが、みんなこぞって、
Are you excited?
と聞いてくるんです。”Are you looking forward to it?” と聞かれたことは一度もありませんでした。”Are you excited?” や “I’m (so) excited” はそれぐらい日常生活でとーってもよく使う表現なんです。
でも、”be excited” は「興奮している」という意味だと習った記憶がありませんか?「興奮している」だと使う機会は限られてくるように感じますが、 実はこの「ワクワクしている=楽しみにしている」を表す時によく使われるのが “be excited” です。
遠足を明日に控えた小学生がワクワクしているような、ひと目見てわかるような興奮度の高い「楽しみにしている」だけではなくて、期待や喜びが込められた「新しい仕事を楽しみにしている」「今度の旅行楽しみなんだ」「〜するのが楽しみだ」なんかにも使える表現です。
“Are you excited?” の使い方
“Are you excited?” は会話の流れの中で、これだけで使えます。例えば私がよく聞かれたのは、
- When are you leaving New Zealand again?
いつニュージーランド離れるんだっけ?
−Next month.
来月だよ
−Are you excited?
楽しみ?
みたいな感じです。「何」を楽しみにしているのか相手が分かる場合には目的語を入れないことも多いですが、「〜が楽しみ?」「〜を楽しみにしてる?」と具体的に聞く場合には “be excited about 〜(もしくは be excited for 〜)” で表します。
- Are you excited about going back to Japan?
日本に帰るの楽しみにしてる? - Are you excited for your trip?
旅行は楽しみ? - Are you excited about/for it?
楽しみ?(楽しみにしてる?)
と私も日本に帰ってくる前によく聞かれましたが、思い返せば娘が小学校に入学する前にも、
- Is she excited about starting school?
彼女は入学するの楽しみにしてる?
とよく聞かれていました。娘本人も “Are you excited?” と大人たちから聞かれて “No” と言っていました(笑)
“be excited about(for) 〜” は「〜」の部分を変えるといろんな表現が作れます。例えば、
- Are you excited about starting university?
大学に入学するの楽しみ? - Are you excited about your new job/role?
新しい仕事/役割、楽しみにしてる? - Are you excited about your trip?
旅行は楽しみ?
など、相手に「〜楽しみ?」「〜楽しみにしてる?」と聞きたい時に役立ててみて下さいね。
■「楽しみ!」のいろんな表現はこちらで紹介しています↓
■”I’m excited for what’s to come?” の意味とは?