あなたはトーストに何をつけて食べますか?
うちはマーガリンとジャムを常備しているのですが、先日初めて小岩井さんのマーガリンを買ってみました。めっちゃ美味しいです。
では「マーガリン」って英語で言えますか?
実はこれ、意外と言えない単語の一つなんです。
また、私が今までマーガリンだと思って食べていたものがマーガリンではなかったと気付いたのですが、そんなマーガリンに似た物の英語表現も紹介します!
「マーガリン」って英語でなんて言う?
マーガリン。こんな簡単そうな英語が伝わらなかった時のショックと言ったら、ありませんでした。
英語の「マーガリン」のスペリングは、
margarine
です。意外とそのままなんですね。
ところが「マーガリン」と発音してしまうと、絶対に通じないんです。
“margarine(マーガリン)” の発音はトリッキー
“margarine” はイギリス英語とアメリカ英語でアクセントの位置が変わります。
イギリス英語 /ˌmɑːdʒəˈriːn/
アメリカ英語 /ˈmɑːrdʒərɪn/
イギリス英語は後ろの「リーン」を強く読み、アメリカ英語では最初の「マー」を強く読みます。
それはさておき、発音にビックリじゃないですか?「マーヂャリーン」もしくは「マーヂャリン」みたいな感じです。「ガ」はどこにも出てこないので注意してくださいね。
私が初めて英語の “margarine” を聞いた時「何それ?」と感じたのですが、それぐらい「マーガリン」とは全くかけ離れています。
「マーヂャリーン(マーヂャリン)」という発音を知ってしまうと、それはそれでスペリングを間違えて “margerine” と書いてしまうことがあるので、こちらも要注意ですよ。
マーガリンに似た “spread”、”spreadable” とは?
冒頭でちらっと触れましたが、私が最近までマーガリンだと思って買っていたものが「ファットスプレッド」だったことに気付きました…。
「ファットスプレッド」って聞いたことはありますか?
マーガリンに見た目は似ているのですが、日本農林規格(JAS)で「マーガリン」は食用油脂含有率が80%以上、80%未満のものは「ファットスプレッド」と定められています。
これを知ってからスーパーのマーガリンコーナーを見てみると、ファットスプレッドのなんと多いこと。本当のマーガリンは意外と少なかったです。
ファットスプレッドは水分が多く、パンにつけた時に伸びやすいのが特徴で、こういったものはもちろん海外にもあります(規格は国で違うかもしれません)。英語では、
- spread(s)
- butter spread(s)
- spreadable(s)
などと言いますよ。”spread” は動詞で「広がる・広げる」という意味があるので、トーストにバターを塗っているところをイメージすると分かりやすいと思います。
“spread” という単語自体は「パンに塗る柔らかいもの」といった意味なので、チョコレート味やナッツ味、チーズ味のものもあります。日本でも買える「ヌテラ」も “spread” です(Hazelnut Spread と書いてありますね↓)
実際には “spread/spreadable” のことを “margarine” と呼ぶ人もたくさんいるので、この辺りは日本語と同じですね。厳密な分類で呼び分ける必要はあまりないかもしれません。”spread” と聞いた時に「あ、あのことだな」と分かるぐらいで十分だと思います。
“margarine” の発音だけはぜひ覚えておいてください!
■”margarine” は「ソフトG」で発音します。「ソフトG」と「ハードG」についてはこちらをご覧ください↓
■パン関連の英語表現はこちら↓