Johnさんという名前の人がいるとしましょう。
「私はJohnさんと友達になった」は “I became/made friends with John.” と言えます。
また、友達とまではいかなくても「Johnさんとは知り合いですよ」と言いたい時には “I know John.” と言えばいいですよね。
では「Johnさんと知り合いになった」は英語でどう言えばいいのでしょうか?
今回は、普段会話でよく使う「知り合いになる」「知り合う」の英語表現をマスターしましょう!
実は間違えやすい「知っている」の英語
まずは「(人)を知っている」を表す “know” の使い方をおさらいしてみましょう。知ってるよ、という方は飛ばしてもらっても大丈夫です。
日本語で「Johnさんって知ってる?」と聞かれた場合に「知ってるよ」という答えになるケースには、以下の2通りがあると思います。
- Johnさんと知り合いの場合
- Johnさんと特に知り合いではないけど、存在は知っていてどんな人か思い浮かべられる、という場合
日本語ではどちらも「知っている」と表すので、そのまま英語にして “know” を使いそうになりますが、”I know John.” と言えるのは実は1番だけなんです。
2番は “I know of John.” や “I’ve heard of John.” と表します。
“know” には「直接面識があって知っている、知り合い」という意味があるので、今回紹介する「知り合いになる」にも “know” が使えます。
では「知り合いになる」の「になる」はどうやって表せばいいのでしょうか?
「知り合いになる」を英語で言うと?
「〜になる」を英語で言おうとした時に、真っ先に思い浮かぶ単語は “become” ではないでしょうか。
冒頭に出てきた「友達になる」は “become friends” で表せるし、「彼女は去年CEOになった」も “She became CEO last year.” と言えます。
なので「Johnさんと知り合いになる」も “become to know John” と言えそうな気がしますよね。でも、英語には、
「become to+動詞の原型」という表現はできない
というルールがあるんです。では「知り合いになる」は、一体どうやって表せばいいのでしょうか?
そんな時にとってもよく使われるのが、
get to know
というフレーズです。これは「知るようになる」といったニュアンスで「Johnさんとはどのようにして知り合ったの?」も、
- How did you get to know John?
と言えるんです。
「知り合いになる、知り合う=get to know」の使い方
例えば、友達とパーティーに行ったとして、その友達があなたの別の友達と親しく話していたとしましょう。
あなたはその2人が知り合いだとは全く知らなかった場合、驚いて「あなたたちどうやって知り合ったの?」と聞くかも知れませんよね。こんな時には、
- How did you get to know each other?
という定番のフレーズがよく使われます。
また、私が通っていた語学学校の一番最初の授業は “Get to know your classmates” という内容で、新しく同じクラスになった人達に各自色んな質問をし合って打ち解ける、みたいなテーマでした。
また、”get to know better” を使うと「仲良くなる」「よく知る」といったニュアンスも表せます。例えば、
- I want to get to know you better.
と言うと「あなたのことをもっと知りたい」や「もっと親しくなりたい」といった感じが出ます。
“meet” で表す「知り合いになる、知り合う」
「彼とは職場で知り合ったんだ」は “get to know” を使わずに、
- I met him at work.
のように “meet” で表現してもナチュラルです。”meet” には「初めて出会う」という意味があるからですね。
「2人は(あなたたちは)どうやって知り合ったの?」と聞く場合には “How did you get to know each other?” 以外にも、
- How did you two meet?
- How did you guys meet?
などもとってもよく使われます。「どうやって出会ったの?」ということですね。
■”meet” の「会う」「出会う」の使い方はこちらにまとめています↓
会話をする時は自分のことを話すだけではなく、相手にも話を振ったり質問したりすれば、一気に仲良くなれるはずです。
その質問の一つとして今回紹介した “How did you get to know 〜?” を役立ててもらえれば嬉しいです!
■”know” を人に対して使う場合の注意点は以下のコラムで紹介しているので、こちらも合わせてどうぞ↓