日本語では「OK」と大文字で書くことが多いですよね。例えば「それでOKです」みたいな感じです。
ところが、英語では “OK” だけではなく、”okay” という表記もよく目にするんです。
では “OK” と “okay” に違いはあるのでしょうか?
「OK」の正しい書き方は?
実は「OK」の表記にはいろんなバリエーションがあるのですが、いくつか挙げてみると、
- OK
- Ok
- ok
- O.K.
- Okay
- okay
などでしょうか。英英辞書ではたいていの場合、
OK (also okay)
のように書かれていて、基本的には大文字で “OK”、もしくは小文字で ”okay” とスペルアウトするとされています。
ただ実際には、あくまでも私の経験からの話ですが、メールやメッセージでは小文字の “ok” がとてもよく使われます。一番よく使われていると言ってもいいかもしれません。わざわざ大文字に変換するのが面倒だからと私は推測しているのですが、”It’s ok.” のように小文字で書かれることがとても多いです(文頭の場合は Ok, thanks. のような感じ)。
いずれにしても、基本的にはインフォーマルな表現なので、フォーマルな文面では避けるのが無難です!
“OK” と “okay” の違いは?
では、”OK” と書いた場合と、”okay” と書いた場合で意味に違いは出てくるのでしょうか?これは、
OK と okay に意味の違いはない
とされています。どちらが丁寧ということもないので、”It’s OK.” も “It’s okay.” も意味は同じです。
実際に私が受け取ったメールやメッセージをいくつか見返してみると、
- That’s ok/okay.
- Ok/Okay, great.
- Is it ok/okay if 〜?
- Would 〜 be ok/okay?
- 〜, if that’s ok/okay?
- Okay/Ok,
- Hope you feel ok/okay soon.
のように、”ok” と “okay” のどちらもありました(”OK” はとても少なかったです…)。どちらを使うかは個人の好みが影響しているように思います。
“OK” は “okay” の略ではない?
“OK” って何かの略語に見えますよね。
では、”OK” は “okay” を短縮したものかと言うと、実はそうでもないようなんです。
実は “OK” が先に登場して、後からその音に合わせた “okay” という単語が生まれたと言われているんです。
では “OK” は何を略しているのかと言うと、これは諸説あるようですが、
all correct
だと言われています。でも、それだと略すと「AC」になってしまいますよね。
なぜ「AC」ではなく「OK」になったのかと言うと、1830年代にボストンの新聞編集者たちの間で、敢えて間違ったおかしなスペリングで略語を作る「流行り」があったそうです。そこで “all correct” を “Orl Korrekt” と綴ったことで “OK” という略語が生まれ、その後ポピュラーになっていった、と言われています。
これは他にも説がいろいろあるようなので、興味のある方はぜひご自身で調べてみてくださいね。
■”OK” の意味とニュアンス、間違えやすい使い方についてはこちらのコラムで紹介しています↓