会話の途中で、相手が言ったことで何かを思い出したときなどに「あ、そうだ!それで思い出した」のニュアンスで「あ、そう言えば」なんて言ったりしますよね。
それが今回取り上げる「あ、そう言えば」です。
そんな時にネイティブがとてもよく使うフレーズを紹介します!
「あ、そう言えば」を英語で言うと?
娘を幼稚園に迎えに行って先生(日本語が少し分かる)と話をしていた時のこと。
その日の娘の様子を聞いていたときに「(娘は)お絵描きが好きなんです」と私が言うと、先生がおもむろに「あ、そう言えば ‘house’ って日本語でなんて言うの?」と聞いてきました。
そして、その時に先生が言ったのが、確かこんな感じでした↓
- Oh, that reminds me, how do you say ‘house’ in Japanese?
先生は、娘が描いている絵を見て “Is that a house?” と日本語で聞きたかったそうです。
こんなふうに、相手が言ったことを受けて「あ、それで思い出した!」のニュアンスの「あ、そう言えば」にとってもよく使われるのが、
That reminds me
というフレーズです。
“that reminds me” の意味と使い方
“remind+人” で「(人)に思い出させる」という意味なので、”That reminds me” は直訳すると「それが私に思い出させる」となります。
この “that” とは、その前に相手が言った事やした事を受けているので「相手が言った(した)ことで何かを思い出した」というニュアンスですね。
使い方は簡単。”That reminds me” の後ろに文章を入れるだけでOKです。例えば、
- What’s for dinner today? –That reminds me. I have to go buy some milk.
「今日の夕食は何?」「あ、そう言えば牛乳買いに行かないと」 - I saw Ken yesterday. –That reminds me, I need to call Ken.
「昨日ケンに会ったよ」「あ、そう言えば、ケンに電話しないと」 - What are you doing for Christmas? –Oh, that reminds me, I need to book my flight!
「クリスマスは何するの?」「あ、そう言えば飛行機の予約しなきゃ!」 - How was your trip? –Oh, that reminds me. I got something for you.
「旅行はどうだった?」「あ、そう言えばお土産があるんだ」
のような感じですね。場合によっては「あ、それで思い出した!」がしっくりくることもあると思います。
“remind” は何かとよく使われる
“remind” といえば、”remind+人+of 〜” という使い方を思い浮かべた人もいるかもしれません。
- This song reminds me of my dad.
この曲を聞くと父親を思い出す
のような文章を試験のために覚えた人も多いのではないでしょうか。
ただ、”remind” はこれ以外でもネイティブが日常的によく使う単語です。
- Please remind me to call Tom later.
後でトムに電話するのを思い出させてね
(電話するように私に言ってね) - Remind me to pick up my dry cleaning tomorrow.
明日クリーニングを取りに行くのを思い出させてね
(取りに行くように言ってね) - Remind me about the appointment, otherwise I’ll forget.
アポのこと、思い出させてね。そうじゃないと忘れちゃうから
「思い出させてね」という日本語はあまりしっくりこないですが、ニュアンスとしては「忘れないように言ってね」という感じです。
“remind” はビジネスでも日常生活でもよく出てくる単語で、”reminder” も覚えておくととても便利な単語です↓
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