今はみかん狩りやりんご狩りのシーズンですが、季節が変わればいちご狩り・ぶどう狩り・梨狩りなど…いろんな果物狩りが楽しめますよね。
我が家はお気に入りのブルーベリー農園があって、夏になると大量のブルーベリーを摘みに行きます。
では、こんな「果物狩り」「○○狩り」って英語でどう言うか、ご存じですか?
「果物狩り」「○○狩り」は英語で何て言う?
「狩る」を表す英単語と言えば “hunt” ですよね。「狩り」を意味する “hunting(ハンティング)” は日本語にも浸透しています。
ただ、「キノコ狩り」は “mushroom hunting” と言うものの、農園(farm, orchard)で果物を収穫する「果物狩り」に “hunting” は使いません。
“hunt” は「捕まえたり殺したりするために動物を追いかける」「何かをさがし回る(捜索する)」という意味です。
果物狩りにも「あ、ここに大きい実がある!」「向こうの方にたくさん実がなってる!」という発見はあるものの、”hunt” の要素はありませんよね。農園なので収穫ゼロということもないはずです。
なので「果物狩り」には “hunt” ではなく、この単語を使います↓
「果物狩り」は “picking” で表す
ブルーベリー狩り、いちご狩り、ぶどう狩りといった「果物狩り」は “picking” で表します。
これは見てのとおり “pick” という動詞から来ていて、”pick” は「(多くの中から)選ぶ」という意味以外にも、
to remove a flower, fruit, nut etc from a plant or tree
(ロングマン現代英英辞典)
という「摘む」の意味があるんですね。日本語でも「いちごを摘む」「いちご摘み」などと言いますよね。
「○○狩り」は “○○ picking”、「果物狩り」は “fruit picking”、そして「○○狩りに行く」は “go ○○ picking” で表します。
- I went blueberry picking on Saturday.
土曜日にブルーベリー狩りに行きました - We’re going strawberry picking tomorrow.
明日いちご狩りに行きます - As a child, I used to go fruit picking a lot.
子どもの頃、よく果物狩りに行きました
“PYO” の意味とは?何の略?
果物狩りでよく使われる “PYO” という略語をご存知でしょうか?読み方は「ピョ」ではなく「ピーワイオー」です。
この “PYO” は農園の看板によく書かれていて、
Pick Your Own
を略した言葉です。”PYO” と書いてある農園では自分で果物や野菜を収穫して購入できます。つまり「果物狩り」や「野菜の収穫」ができるんですね。
“PYO Apples” や “Pick Your Own Strawberries” のように書かれていることが多いですよ。
果物狩りができる場所を英語で検索する場合には、”PYO strawberries” や “PYO fruit” というキーワードで調べてみてもいいですね。
“PYO” 以外にもある “○YO”
英語では “○YO” という言葉を結構よく使います。以下のコラムではいろんな “○YO” を紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
■”BYO” と “BYOB” の意味は?「マイバッグ」「マイカップ」って英語でなんて言う?
■”BYOD” やその他のいろんな “○YO” を紹介しています↓