海外に行ったときに、レストランで “BYO” や “BYOB” という表記を見たことがありませんか?
また、友人からパーティーに誘われて「”BYOB” だよ」と言われた場合、何を意味するのでしょうか?
今回は、それ以外にも日常生活でよく使う “BYO” にまつわる英語表現を紹介します!
“BYO” って何の略?
まずは “BYO” が何の略なのかを見てみましょう。
“BYO” は “B.Y.O” と書くこともありますが、これは、
Bring Your Own
の略で、直訳すると「自分自身のを持って来てね」です。
では、自分の何を持ってくるのかと言うと、レストランに “BYO” とある場合には「お酒」です。”BYO” は「お酒の持ち込みOKですよ」という意味になります。
持ち込み料(”corkage” もしくは “corkage fee”)を取ったり、ワインだけに限定しているお店も多いですが、食事と一緒に自分で持ち込んだお酒を楽しむことができます。
レストランが “BYO” をするのは、お酒を販売するライセンスを持っていないからという場合が多く、”BYO” ができるレストランを “BYO restaurant”、ちゃんとお酒を提供できる免許を取得しているレストランを “fully-licensed restaurant” などと呼ぶこともあります。
“BYOB” とは?何の略?
“BYOB” も “BYO” と同じようにレストランに書かれていることもあれば、パーティーを開くときに “BYOB” にすることもあります。
その “BYOB” とは、
Bring Your Own Bottle
の略です。この場合の “bottle” も「お酒」を表していて、”BYOB” のパーティーとは、主催者がお酒を準備していないので「各自持参してね」というシステムです。
ちなみに、”BYOB” の最後の “B” は “booze(お酒)” や “beer” を意味することもあります。
他にもある “Bring Your Own 〜”
その他にも、特に略語にはなっていないものの、”Bring Your Own 〜” は身近なところでよく使われます。
例えば、近年の世界的な流れとして、使い捨てのものを排除していこうという取り組みがありますよね。
スターバックスがプラスチック製ストローを廃止したり、国内の外食産業でもプラスチック製ストローが廃止されたりしています。
他にも、レジ袋が有料化されましたよね。ニュージーランドでは、使い捨てビニール袋(single-use plastic bags)の使用が禁止されているので、レジ袋はもう久しく目にしていません。その代わり、スーパーでは紙袋や繰り返し使えるマイバッグが売られています。
そんな中でよく使われるのが、この “Bring Your Own” という表現です。
- Bring your own bag
- Bring your own basket
のように、スーパーからお客さんに向けた「マイバッグ(マイかご)を持参してくださいね」というメッセージにも “Bring Your Own 〜” はとてもよく使われています。
日本語の「マイ○○」を表す “my/your own 〜”
「マイバッグを持参してください」が “Bring your own bag” になるように、日本語で言うところの「マイ○○」は “my/your own 〜” で表すことが多いです。
ゴミ削減に向けてコーヒーのテイクアウトに「マイカップ」を推奨しているカフェも多いですが、そんな場合も、
- Bring your own cup
マイカップを持参してください - bring my own cup
マイカップを持参する
になります。「マイ箸を持参する」も “bring my own chopsticks” と言えますよね。
こんなふうに、”BYO” や “BYOB” だけではなく、今後ますます使う機会が増えそうな “bring your own 〜” の使いかたもぜひ覚えておいてくださいね!
■「〜の略です」「何の略ですか?」「略して○○」を英語で言うと?