先日、処方箋の薬をもらいに薬局に行った時のこと。
「次回、また薬をもらいにくる時はどうしたらいい?」と店員さんに聞くと、
- Why don’t you give us a call before you come? How does that sound?
と言われました。この “How does that sound?” は日常生活でよく耳にするフレーズなのですが、どんな意味だと思いますか?
“How does that sound?” とは?
この “sound” は動詞で「〜に聞こえる→聞いて〜だと思う」という意味の使い方です。
例えば、何かに誘われたり提案されて「いいね」「了解」「いいよ」と答えるときに、
- (That) sounds good.
と言うことがありますよね。この “sound” です。
なので、”How does that sound?” は直訳すると「”that” はどんなふうに聞こえる?→(聞いて)どう思う?」ということになります。この “that” は直前に出てきた内容を指します。
“How does that sound?” の意味
“How does that sound?” は、自分から何かアイデアや計画を提案した直後に、それについて「どう思う?」「それでどうかな?」と相手に尋ねるニュアンスで使います。
なので、冒頭の薬局の店員さんは「来る前に電話してみるってのはどうかな?」と言っていたのですが、つまりは「先に電話してから来てね」という意味ですね。
「どう思う?」と聞く英語表現に “What do you think?” というのもありましたが、これはもっと具体的に相手の意見を引き出したいときによく使われます。
それに対して “How does that sound?” は気軽な「それでどうかな?」というニュアンスで、特に具体的な相手の意見を求めない場合によく使われて、返事も “Sounds good.” のようにシンプルに返すことが多いです。
“How does that sound?” の使い方と答え方
ちょっと例文を挙げてみると、
- Let’s order pizza tonight. How does that sound? −Sounds good.
「今夜はピザを頼もうよ。どう?」「いいね」
みたいな感じで使います。「〜しようよ」と提案する文章に続けて「どうかな?」と聞いているわけですね。
また、プランを提案するときなんかにも、
- We could have dinner first, then see the movie. How does that sound? −Yeah, that sounds good.
「夜ご飯を先に食べてそれから映画を見てもいいね。どうかな?」「いいね」
みたいに言えます。他にも、
- If I win, you’ll buy me a drink. How does that sound? −OK, great.
「もし私が勝ったら私に一杯おごる。これでどう?」「いいよ」
のように、とにかく何かアイデアを提案して「どう思う?」と相手に聞くときに使えるカジュアルでフレンドリーな表現なので、ぜひ会話に役立ててみてくださいね!
■”Sounds good” の代わりに使える、ネイティブっぽい “Sounds like a plan” も覚えておくと便利です!
■”Sounds good.” や “Sounds like a good idea.” のような動詞の “sound” の使い方はこちらで紹介しています↓
■「どう思う?」を表すフレーズは他にもあります↓